「B層」というキーワードがあるそうです。
これは、2005年の郵政選挙の際、「スリード」という広告会社が
小泉政権の選挙戦略のために作成した企画書の中に出てくる言葉で、
「マスコミ報道に流されやすい主婦・老人・低学歴の若者」を指すんですね。
即ち、スリード社は、国民を、
A層:IQが高い、財界、大学教授、都市部ホワイトカラー、マスコミ。
B層:IQが比較的低い、主婦、子供、シルバー層で、
具体的なことは分からないが、小泉総理のキャラクターを支持する層。
C層:構造改革抵抗守旧派
に分け、B層に向かってアピールすることを、提案しているのだそうです。
実際に得するのはA層で、B層はむしろ損するかもしれない政策を、
マスコミ使った雰囲気で騙すことで、B層の支持を得る・・。
結果は誰でも知る通り、小泉政権の大勝利だったわけですが。
主婦であり、そろそろシルバー層にも組み込まれる年齢の私は、
そのままたっぷりB層であるわけで、失礼な話だ、と思うわけですが、
B層アピール作戦は、「自分はA層だと信じている、実はB層IQ」の、
マスコミ人、財界人、大学関係者などなどをも撒きこみ、
よりパワーアップして、そのまま、効果を得ているなぁ、
と思うわけですよね。
敢えて、どれが、とは言いませんが、あの選挙や、あれやこれや・・
日本中が、B層狙いで動いている印象がある。
確かに、IQは高くはないし、その辺の主婦だし、
そろそろシルバーの仲間の私ですけれど、
だからといって、さほどでもないレベルの、政治家や財界人やマスコミに、
いいように、してやられないぞ・・と、
決意を新たにするところなんですけどね。
いい加減、B層の見識を見せないと、
日本は危ないぞ・・と思いますけど。