大阪維新の会が、次期衆院選へのマニフェストとして
衆院議員定数を今現在の480から、
半分の240にすることを盛り込むようですね。
選挙区のエリアを倍にして定数を150にし、
比例代表を全国区にして定数を90とするのだとか。
私、本当に不思議なんですけれど、国政をやったことが無い人達が、
あれこれ、しかも、思いつきのように次々いうことを、
どうして、大御所議員さんや、マスコミやらは
国挙げて、いちいち大騒ぎするんでしょ。
国会議員数を減らす、というのは、
貧乏な国民としては、いい気分で、
「そうだ、そうだ、無能な議員なんか減らせ」
と賛成してしまう気持ちは分かるけれど、
適正な議員数は、何人なのか・・という検証なしに、
「半数にしてしまえ」というのは、乱暴な意見です。
高額な議員歳費を倹約しよう、というのは口当たりいい話だけれど、
議員数を減らすことで、一部の人達の
独裁を強める、という怖れもある。
道州制導入、というのも、怪しい熟語ですよねぇ。
いつの間にか、そうするべし的な空気が出来ているけれど、
広大なアメリカならともかく、この島国日本で、
しかも、とりあえずこれまで国全体で動いてきた日本で、
道州制導入、地方分権に、どれほどのメリットがあるのか・・
私には、さっぱり分かりません。
マスコミは、どうにも、維新の会、橋下氏を持ち上げて、
また、一騒動、起こしたいらしく、
そういう議論はすっ飛ばして、
なにかというと、一市長である橋下さんの
ご意見伺い、ばかりしているけれど、
3年前の「政権交代」の異常な熱をよく思い出し、
空気に乗せられず、冷静に判断すべく、
私達は気をつけるべきだと、思いますね~。
橋下氏は自身の国政進出については
「まったくない。(大阪都構想実現のため)陣頭指揮を執らないとだめだ」
と、否定したそうですが、府知事選に出馬の時も、
20000%ない、とか言っていた人ですからね。
ふん、なにを言っているんだか・・でありますよ。