東京の吉祥寺で起きた強盗殺人事件。
犯人の二人の少年は、ゲームをやるお金欲しさに、
帰宅途中の22歳の女の子をナイフで背中から刺し、
殺害し、財布などを奪ったそうです。
「殺す方が、簡単だと思った」と言っているそうですが、
若い女の子が大金を所持しているわけがないことは、
軽く想像できるだろうに、わずかな現金目当てに、
わざわざナイフと手袋を購入して、殺人を犯す・・。
もう、愚かとしかいいようがない。
その後、ATMでお金を下ろそうしたらしいですが、
暗証番号も知らずに下ろしようもなかったらしい。
そういうことも分からなかったのか・・と思いますよね。
食べるに困って・・というなら、まだ理解もできますが、
たかがゲームをやるために、ここまでのことをやってしまう・・。
こういう短絡思考な事件が増えていますが、
この愚かな人間を生み出す社会って・・と考えてしまいます。
前々から思うんですが、過激な戦闘ゲームが出回っていますよね。
映像もレベルアップして、相当にリアルな疑似体験が出来るらしい。
で、失敗したら、リセットしてやりなおせばいい・・。
そこには傷の痛みも、他人の人生の尊厳も、
罪の意識もなにもない。
そういうゲームの影響って、大きいのではないですかね。
米陸軍が推進している新兵獲得作戦として、
「アメリカズ・アーミー」というオンラインゲームがあるそうです。
主人公は米軍の軍服に身を包み、アメリカを守るために、
武器を駆使して戦うゲームだそうで、実にリアルでハイレベルな、
ゲームなのだそうですよ。
無料でダウンロードでき、よって高校生達がこぞって楽しむらしいのですが、
このゲームをやると、意気高揚し、
自然と現実世界でも同じことをやりたくなるとか。
「実戦でもヘマをしない自信がある」と、
入隊希望をする若者が、ゴソッと増えるそうです。
ゲームの内容の規制って、いずれ必要になるのではないですかね。
空恐ろしさを感じる最近でありますよ。