神谷ちづ子・ついつい・一言
PR
Keyword Search
Profile
こちづ
ものいわぬは はらふくるることなりて。 言いたいこと、いっちゃいましょ。
Category
Archives
Comments
Favorite Blog
Freepage List
< 新しい記事
新着記事一覧(全3163件)
過去の記事 >
昨日の続きです。NHKの「あさイチ」で、 背泳ぎ200mの競技に挑戦する99歳の女性を紹介していた・・ という話を書いたんですが、番組見て、HPも見て、 ひとつ、とても気になったことがありました。 HPでも「99歳のおばあさんが・・」云々と紹介していましたし、 番組中でも、ジャニーズのイノッチが「99歳のおばあさんの話題が・・」 とてもいい話だった云々と、語っていました。 一見、それらはスルッと聞き逃されますが、 私は、引っかかったんですね。 「99歳の女性」と紹介すればいい話で、なんでいちいち、 「おばあさん」をつけるのよ・・と。 あの女性は、彼女の孫達の「おばあさん」かもしれないけれど、 赤の他人の制作スタッフや芸能人たちのおばあさんではない。
いちいち「おばあさん」呼ばわりされる必要はない・・と。 確かに99歳であれば、押しも押されもしない「お婆さん」ですよ。 しっかし、赤の他人に、いちいち言われる義理は無い。 私だったら、「ムッ」とするだろうな・・と思いまして。
テレビの旅番組で、旅人役の芸能人が、道端にいたお年寄りに、 あるいは老人施設訪問シーンで、ゲームかなんかやっているお年寄りに、 「おばあちゃん、おいくつですか」なんて聞いているシーンがよくある。 で、「いくついくつ」と答えると、決まり文句で、 「お若いですね~」と大げさに感心してみせるわけですが、 そんな通り一遍のお世辞に、いちいち喜ぶなって思うわけですよ。 そもそも、いきなり人に、年齢を尋ねるってなにじゃないですか。 まずは、名前を尋ねろよ、名前を聞いたら、「なになにさん」と、 相手の名前を、ちゃんと言えよ・・と思いますよね。 いくつになろうと、我々は死ぬまで、どこのなにべえ、 という一個人であって、「おばあさん」「おじいさん」と いっしょくたにまとめられて、ニコニコしている存在じゃないです。
子供じゃないんだし。 例えば、街頭インタビューでいきなり、 「オジサン、ちょっとお話を」とか、 「そこのオバサン、おいくつですか」と問われたら、 それこそ、失礼極まりない・・と思うでしょ。 そういうことはしないのに、「おばあさん」「おじいさん」だと、 (特にお婆さんに対してその傾向がある・・女性の年寄りが多いせいか) 許されちゃう・・と思いこまれ、当人も思い込むのは、 やっぱり、違うと思いますね。 と、ジワジワ「おばあさん」に近づいているもんだから、 なんか、すっごく気になるんですけどね~。