8日未明に消息を絶ったマレーシア航空機。
飛行機が空のどこかに待機していようがないから、
これはもう、墜落したとしか、考えられないわけです。
パスポート偽造の乗客が2人いたらしいし、
事故であれば、機長から、なにかしらの通報があったはずで、
これは、ほぼ、テロによる事件と見るべきなのでありましょう。
ひどい話です。
しっかし・・飛行機を爆発させ、なんの罪もない乗客全員を殺害するに見合うだけの、
報復なりアピールなり、彼らのメリットがあるものでしょうか。
愚かな行為としか、いいようがない。
人間って、どうしてこう、愚かなままなんでしょ。
今回、アスンシオンから帰国するに当たり、
「ああ、これで当分、国際便には乗るもんか」と思ったものでした。
成田に無事着いて、心底ホッとしたものです。
飛行機に乗る度、いつもあの9.11の映像が、
よみがえっていましたものね。
ところで、パラグアイ在住の友人に、
もう少しで「テロリスト」になるところだった日系男性がいます。
アスンシオンから日本に帰国する際、サンパウロで乗り変えるわけですが・・
彼のスーツケースにいつの間にか爆弾が仕組まれていたことが、
日本行き便に乗る少し前に、分かったんですって。
当然ながら、「なんで、おまえの鞄に爆弾があるのだ」と
捕まえられ、数日、拘留されたのでした。
たまたま、爆弾を包んでいた新聞紙が、
サンパウロにいなければ手に入らないはずの日付だったため、
容疑が晴れ、無事、放免となったわけですが、
知らずに乗っていたら、今頃空中で当人もろとも、爆破だったし、
犯人がもっと注意深く、アリバイが証明されなければ、
彼の容疑は晴れなかったわけですし・・。
しかし、乗客としては、預けたスーツケースに
なにかを入れられようと、防ぎようがないですからね。
怖いことです。
この事件は、パラグアイでも大きく報じられ、
みんなが知ることになり、
いまだに彼のあだ名は「テロリスト」なんですね。
今では、この事件、当人のネタのひとつになってますが。
しかし、世の中、こういうこともある・・。
気をつけようがないけれど、世界を行き来するのは、
要注意なのでありますよ。