新国立競技場建設の件。
ザハ・ハディド氏の案に決めた有識者会議の議事録が、公開されましたね。
黒塗りの部分も剥して公開・・だそうですが、
戦後の教科書でもあるまいに、黒塗りにする必要が、あったんですかね
いろいろ分かってくるのは、委員の方の人間関係とか立場とかそんな空気で、
大した議論もなく、ほとんど安藤氏の独断で決まった・・ってことでしょうか。
あるいは裏で、ザハ氏のデザインに決めたかった勢力があったとか。
ザハ氏は、日本に来ることもなく、よって建設予定地を実際みることもなく、
デザインしたんですよね。
最初の図は、地図が反対になっていたらしい・・。
でも、それが軽く最優秀になってしまった。
恐ろしい話です。
ただ、ボランティアのユニホームとか、いろいろ見ていると、
世の中って、コンクールのような場合ですら、
権力ある人の気分や思惑ひとつで、決まっているのかもしれない・・。
一方で、見直しすることになった競技場について、
今、遠藤大臣は、アスリートや有識者やネットの一般人に、熱心に意見を聞いています。
オリンピックに間に合うかどうか、というこの緊急事態の中で、
今頃になって、基本的なコンセプトについて素人意見を聞いて回るって・・
もう、大丈夫か、日本、と思ってしまう。
人それぞれ意見があるのだから、聞いて回ったら、意見だらけになるだけだろうに。
こういう時こそ、責任取れる知性ある人が、エイヤと決めないと、
決まらないだろうと思うけど。
ネットでの意見募集も、今やることではないでしょ。
しかも項目が「アスリートが使いやすい競技場」
「メンテナンスが簡単で、エコな競技場」など、わざわざ比較するような
ことではないでしょ、どれも基本でしょ・・ってもので。
「アリバイ作りに終わらなけりゃいいけど」
と言っている人がいましたが、
「はい、みなさんの意見、伺いましたよ」という形作ろうとしているのがミエミエ。
逆にもし本気で、この今、「みなさんの意見を聞いて決めよう」なんて
大臣が考えているとしたら、こりゃあ、もう、
完成をあきらめた方がいいでしょうね。
ほんと、大丈夫だろうか