神谷ちづ子・ついつい・一言
PR
Keyword Search
Profile
こちづ
ものいわぬは はらふくるることなりて。 言いたいこと、いっちゃいましょ。
Category
Archives
Comments
Favorite Blog
Freepage List
< 新しい記事
新着記事一覧(全3165件)
過去の記事 >
『200日間、買い物をやめた女性が「気づいた7つのコト」』 というコラムを読んでしまった・・。 父を亡くし、一人暮らしだった父の小さなアパートの整理をするのに、 何週間もかかったのだそうです。 キッチン雑貨、服、家具、オフィス用品等・・あるものは売り、 リサイクルに回し寄付をし、そのうんざりする作業の果てに、 自分も、ありきたりの人生を捨てようと決意したのだとか。 時間、お金、努力これらを得るために、あまりにも多くのものが投資される。 ただ、捨てるのが大変なだけなのに・・と。 そして、200日間に渡って、食料品とか、日用品などを除き、 一切新しいものを買わずに生活することを自分に課したのだそうです。 ここでのミソは『「新しいもの」を買わずに』というところで、 コラムは、そのまま中古品の良さについて、語り始めるんですね。 よって「気づいたこと」というのも、 「この世はモノで溢れかえっている」 「人々のなかに中古品への負のイメージがある」 「作り手・売り手の顔が見えてはじめて 払うお金にも価値が生まれる」といったもの。 即ち、中古品礼賛のお話なんですね。 ちょっと、なあんだ、と思ったのですが、 7つめに「本当に必要なモノは人生にそれほど多くない」 というのを目にして、そこはそうだよな~・・と しみじみとしてしまったわけです。
実は1年半掛けて造って来た家が、ようやく完成するので、 目下、物を捨てたり買ったりを激しくやっているんですね。 「使うかもしれない」と無駄に取っておいたものを、 限られたスペースだからこの際、とどんどん捨てる一方で、 せっかくの新居だからゴミ箱だってお洒落なものを置きたいし、 デスクも、使いやすく見栄えのいいものにしたい・・とつい買ってしまう。 捨てては買う、という、ほんと昭和生まれとしては、 その空虚さに気分が悪くなるような行動をしている最中に、 「本当に必要なモノは人生にそれほど多くない」 のフレーズは、かなりドキリとするインパクトがある。 ハハ~、そうです、その通りです・・と。 モノもそうですが、人間関係も、社会の評価も、幸せ感も、 健康度も、日々の充実感も、そう。 ほどほど・そこそこでいいんですよ、実はネ。 もっとも頭では分かっていても、なかなか、 心底、納得できないのも人間の性でして・・。 ま、とりあえず引っ越しが終わったら改めて考えよう・・ と「悟り」は先延ばしにしたのでありました。