日本では、さらっと報道されただけでしたが・・
日本人の元看護師の女性が覚醒剤を密輸したと、
マレーシアで逮捕された事件が数年前にありましたが、
今回、その元看護師の死刑が確定したそうです。
2009年、竹内真理子被告(41)は、クアラルンプール国際空港に
覚せい剤・約4キロが入ったスーツケースを持ち込んで逮捕されたのでした。
マレーシアでは薬物の密輸で有罪が確定した場合、
一律に死刑だということで、
果たしてどうなることかと思ったものでしたが、
その後、報道もなく、さほど話題にも上らず、今日に至ったわけです。
当人は終始「知人に頼まれて荷物を運んだだけで、
中身は知らなかった」と無罪を主張していたそうですが、
マレーシア連邦裁判所は「被告の主張は信用に値しない」と
1審・2審に続き、死刑判決を下したわけです。
連邦裁判所は日本の最高裁にあたり、これで死刑は確定なのだそうです。
その4キロの覚せい剤をスーツケースの底に隠し持っていたとか、
何回も短期旅行をしているとか、ケータイを4個も持っていたとか、
怪しまれる要素はあり、全くの免罪ではないのかもしれません。
でも、そうだとしても、所詮、お小遣い稼ぎでついついやってしまった・・
レベルのことだったのでは・・と想像するわけです。
覚せい剤で捕まっても、簡単に芸能界にも復帰でき、
スター扱いすらされる国にいれば、その辺の罪の意識が低くなるのは当然で。
彼女の罪を言うならば、単に無知だったことではないですかね。
しかし、それが死刑に相当することなのか・・。
マレーシアの法律ではそうなっている、ということは承知としても、
覚せい剤所持では死刑にならない国の国民が、
今、スーツケースに入っていた、というだけの咎で他国で死刑にされかけている、
もしかしたら免罪なのかもしれない・・としたら、
日本国としては、なんとか救う術を探るべきではないでしょうか
このまま見殺しにしちゃあ、いけないように思うんですね・・。