10日、日本武道館にて『今こそ憲法改正を!武道館一万人大会』
と題した、憲法改正を進めようという集会が開催されました。
主催は、櫻井よしこさんを中心とする「美しい日本の憲法をつくる国民の会」。
一万人なんて、集まるんだろうかと思っていましたが、
蓋を開けてみたら会場はぎっしり。
総計11300人以上の参加者だったそうです。
駐車場にずらりとバスが並んでいましたから、
地方からも大勢の方が駆けつけたのだと思います。
興味深かったのが、ケント・ギルバートさんのスピーチ。
「アメリカ人の自分が言うのも変ですが、この憲法は、
日本が再び立ち上がれないようにと、占領軍が押し付けた憲法。
9条で平和が保てるなんて妄想の病から、日本人は、抜け出して欲しい」
と語っていました。アメリカ人に言われてどうする・・でありますよね。
だろうと思いましたが、シールズのデモは大々的に報道するのに、
1万人も集結したこの集会をTVニュースで報道された様子もなく、
毎日新聞などは『安倍首相、「憲法改正への橋は整理された」と意欲示す』
と題し、憲法改正を求める市民集会にビデオメッセージ・・と、
安倍総理のことだけの記述で、
会の名前にも、1万人集まったことにも触れていませんでしたね。
さすがに産経新聞は、きちんと記事にしてくれていましたが。
日本人によって日本人のために作られた憲法でもない。
それどころか占領軍が作った、当然ながら、彼らに都合いい憲法である。
文章的にも、おかしな点が多々ある。
わずか2週間で作った、各国憲法の掻き集め憲法である。
大震災の際にも明らかになったように、緊急事態時の対応ができない。
安保関連法案の際にも明らかになったように、
自衛隊という国際的にもりっぱな「軍隊」を保持しながら、
解釈の仕方でだましだましやってきた限界が来ている。
・・等々のことがあるのに、憲法は一字一句変えてはならん
と主張する人が多いって・・日本人は、ホント不思議です。
私は、国挙げて議論を尽くして、私達日本人の手で、日本らしい、
それこそ、櫻井さん達の言う「美しい憲法」を
次世代の子どもたちのためにも、
ここらできちんと作りましょうよ・・と考えることは、
極めて自然でフツーのことだと思うんですけどね。