神谷ちづ子・ついつい・一言

舛添都知事が、またまた叩かれていますね～。

ファーストクラスに乗り、一泊15万だの19万円もする

高級ホテルのスイートルームに泊まり、空港のVIPラウンジを貸切り、

・・という高額海外出張に続き、今度は、ほぼ毎週末、

公用車で湯河原の別荘に行っていたことが判明。

当人は、「問題ない」「トップリーダーにはリラックスする時間が必要」などと

強気を貫いていますが、ほとんど日本中から呆れられている状態。

まあ、当然でありましょう。

舛添さん的には「トップリーダーとして知恵を使い、

的確な指示を出す立場であるなら、

それ相当の環境を整えるのが当然」という理屈なんでしょうが、

あまりにやり過ぎ。強欲過ぎ。特権意識に溺れ過ぎましたね。

知事であれば、公用車は用意され、出張の宿泊費だって、

他の一般役人より多額が支給されるのだから、

その範囲内でやっていればいいのに。

週末の湯河原行きだって、まずは都内の自宅まで公用車で戻って、

そこから自分の車で行く・・というのが誰が考えても常識だと思うけど。

都知事の権力って、己の立場が見えなくなる位、大きいんでしょうかね

あるいは周囲が持ち上げるんでしょうか

「勘違いしている」と国民から失笑されて、恥ずかしい・・。

夫が公務員でしたから、我が家も在外勤務中、

プライベートと公用の使い分けには、それはそれは、注意したものです。

公邸で暮らしていても、プライベート用と公用の物、きっぱり分けて、

手荷物で持参したわずかな道具や食器で慎ましく過ごしたものです。

休日にゴルフ場から、お仕事の式典などに直行する時だって、

一旦、家に戻って、そこから公用車に乗り替える位、厳密に使い分けていましたよ。

何も言われなくても、人は必ず見ているものだし、

わずかな「利益」や「楽」のために、

一番大事な「信頼」を失っては、元も子もないからです。

公職にある、ということはそういうことだと、

家族の立場の私ですら、日々、我が身に言い聞かせていたものです。

ファーストクラスに乗るとか、高級ホテルのスィートルームに泊まるとか、

湯河原まで公用車で往復する等は、所詮その時限りの贅沢ですよ。

その小さな贅沢のために、日本中から「セコい男」「我欲が強い」と呆れられ、

「こんな男を知事に選んで・・」と都民まで笑われ、

すっかり評判を落としてしまって・・舛添氏も、ほ～んと、損な人。

もっとも、世の中不思議なもので、お金にきれいな清廉な人より、

強欲でセコい人の方が、出世したりするんですよね。

さすがにここまで大事になると、さすがの舛添氏もこの先無傷じゃあ、

済まないかも、ですが、はてさて、この件、どうなりますやら。