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ジュリーこと沢田研二さんが、埼玉アリーナで開催予定のコンサートを、 当日になってドタキャンした・・と話題になっています。 当人が会見して語った理由は「9000人のはずが7000人しか集まらなくて、 スカスカの会場で歌いたくない」ということ。 フツーに考えれば「何、考えているんだ」のいいわけですが、 ワイドショーの雰囲気は「ジュリーの意地だよ、分かるよ」って感じ。 芸能界って、ほんと、スターに甘いよね。 我が友人に熱烈なジュリーファンがいて、十数年前に彼女に誘われ、 東京ドームで開かれたコンサートに行ったことがあります。 なんと6時間、一人で歌い続ける・・というもの。 チケット代12000円。それでも、後ろの方の席で、会場に設置された スクリーンを見て、ようやく当人だと分かるくらいで・・。 友人は「自分はファンクラブ枠の優先席だから、あなたは 一人で勝手に見て」とさっさと前の席に行ってしまい、 それっきりでしたが、ステージから突き出た花道を囲むようにイスが並んでいて、 そこがファンクラブ皆様用、だったのでありましょう。 参加した感想を正直に言えば、当時からすでに沢田研二さんは全盛期の面影はなく、 あのおじさん、誰・・って思いましたし、取り立てての演出もなく、 6時間もひたすら彼の歌を聞き続けるのはさすがにシンドく、 途中でリタイアしてしまい、なんかなぁ・・でしたが、 でも、ファンはそうは思わない。 ジュリーはいつまでも憧れのジュリーで、 「いつまでもジュリーニ付いていく」のだそうです。 そういうファン層に支えられているのでしょうね。 だからこそ、70歳になっても、全国66カ所でコンサートを興行できる。 今回のドタキャンも、そういうファンがあってこその、あの発言なのでしょう。 ドタキャンの理由が彼の発言どおりだとしたら、沢田研二さんって、 本当に恵まれた星の下に生れた人なのでありますよね。 フツーなら、当然、わがままだと呆れられるドタキャンでも、 ファンは許し、マスコミも「理解できる」と温かい。 まあでもファンがいる限り、ジュリーは好きなように 振舞っていいのだと思います。ドタキャンしようが、暴言吐こうが。 今回、私が注目したのは、むしろ彼の容姿でした。 十数年前も、あれと思ったけれど、さらに老化し、 たまにいる、街の迷惑爺さんみたいな顔立ちになっていた。 (声は、さすがに昔のままで、ドキッとしましたけど) 私の持論ですが、美形の男ほど、気を付けて年を重ねないといけないんです。 経年による劣化がものすごく目立ってしまう。 神様って、そういうところ公平なんですよね~。 人間、年取れば誰でも汚くなっていくものですが、 生き方次第で、それが渋みになったり、味わいになったりで、 美しいという枠ではないけれど、「いい顔」になり得る。 四十過ぎたら男の勝負は「美しさ」ではなく、 「味わい」と「知性」になるんですね。 いい年の取り方をされたな、と思う往年のイケメンは、 亡くなった津川雅彦さんでしょうか。 若い頃の彼も、とびぬけた美形でしたが、どこか軽くて 信用できない印象があった。でも、その後、どんどん演技に磨きが掛かって、 本当に味わいのある俳優さんになりましたよね。 容姿は「美形」とは言えなくなっていたけれど、 その代わり、どんな役を演じても、際立った存在感があった。 中尾ミエさんが今回のジュリーの件で、 「70歳のじじいの歌に7000人も集まってくれたんだから。 ありがたいと思わなきゃ。意地があるっていうなら、 もっと痩せろ。痩せたらまだ見られる、いい男だもの」 と某テレビで述べたと記事にありましたが、 ネットのコメント欄は、拍手喝さい状態でしたね。 同じように感じた人は多かったのでしょう。 人の生き方を考える上で、大きな刺激を与えてくれた騒動でした。 昔イケメンだと自負していた、あるいは今現在自負している 男性の皆様、よくよく、ご注意あれ・・ですよ。 ジュリーも、がんばれ~です。 声の色気は健在だし、 70過ぎても色っぽいジュリーをみたいですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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