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テーマ:今日のこと★☆(104581)
カテゴリ:つぶやき、人間関係
私が障害児と関わる仕事をしていた頃に出会った親子と、
25年ぶりくらいで再会した。 私の記憶の中にあるMちゃんは、まだ小学校入学前。 その彼女は、今は20代後半。 面影は確かにあるけれど、初対面と同じである。 お母さんは、体型は少々変化しているけれど、 声や笑顔は昔のままでホッとする。 Mちゃんは生後数ヶ月で母親と一緒に交通事故に遭い、 脳挫傷による後遺症を抱えて生きることになった。 幸いなことに、事故直後の予想よりは軽度の障害であったけれど、 本当に大変な半生を送ってきていることを痛感した。 小中学校時代には「いじめ」の洗礼も受け、 対人恐怖や、ストレスによる様々な二次的な問題が次々とやってきて、 親子で必死に数々の壁を乗り越えてきた。 そして今でも、やはり色々な悩みを抱えながら生きている。 このような人たちに対しての社会的な支援システムは、 これほど豊かになったといわれる日本でも、全く不十分なことを痛感する。 あの、「アイ・メンタルスクール」の悲劇だって、 公的な支援システムがもっと機能していたなら、 民間の施設が全部を引き受けることもなかっただろう。 悔しいし悲しいけれど、これが日本の現状だ。 健康で学歴もある若者が、フリーターにならざるを得ない日本社会で、 多少でも障害を持つ人が働く場を見つけるなんて至難の業。 いつまでも親の保護の中で生活をせざるを得ないのに、 「甘えている」だの「あんたは幸せだよ」なんて言われたのでは、 全くやりきれないではないか。 もっと弱者に優しい社会を作ってください、政治家さんたち。 心ある人たちが支えてゆくには、重すぎます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月10日 16時38分29秒
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