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カテゴリ:つぶやき、人間関係
土曜日に、不登校やひきこもりについての「学ぶ会」を無事終了。
不登校やひきこもりなどで悩む家族は、潜在的に結構多いと思うので、 そのような家族が、「当事者組織」につながることを主な目的としての学習会だった。 しかし、私たちの会の参加者以外、つまり新しい顔ぶれは数名。 本当は、もっと「悩んでいる親」に参加してほしかったのだけれど、 このような場に足を運ぶのには、勇気が必要なのかもしれない。 そのような家族が孤立化しないような工夫は、どのようにしたらよいものか・・。 この集まりでは、我が子の不登校や引きこもりを体験されている方の体験談もお聞きしたのだが、 色々と考えさせられた。 書きたいこともあるのだけれど、詳細を書くことは控えておきたい。 しかし、このような当事者の声や思いが、一般の人たちに伝わらなくては、 ご本人たちの苦しみの軽減にはつながらない。 自分の中で、いつも葛藤があることである。 ともあれ、無事に終了したのでホッとした。 次の日曜日は、当市の市長選挙。 このことについては、11月10日の日記「地方自治体の子育て支援とは?」で書いていた。 おかげさまで、新人の候補者が大差をつけて当選し、 心からホッとしている。 彼は、市長に立候補するまで自民党に所属していたので、 現在の「自民党への逆風」の中で市民がどう判断するのかを心配していたが、 彼のバランスの良さや人間性が、 反自民党の有権者の支持も得たのではないかと思う。 今までの市長の理想の高さや、新しい政策への着眼点の良さは認めてはいるが、 彼の一番の弱点は、強いプライドの高さが謙虚さを失うことにつながり、 自分の考えることは正しく、 批判する人たちは「わかっていない」というような態度になったことではないか。 市長は、市民に支持され共感を得てこそ、自分のめざす仕事ができる。 いくら他市の首長や学者の方々に支持されたと胸を張っても、 それは「この町の実情」を知っての支持ではないということを、 よくわかっていなかったのかもしれない。 だから、著名人の応援メッセージを並べられても、 今、日々の生活に苦労している市民には、反感を買うばかりだったのではないだろうか。 選挙には、やはり戦略が必要だ。 彼の戦略は「正義の主張」だったのかもしれないが、 多くの一般庶民には「正義や理想よりも、今日・明日の糧」という面は多分にある。 そんな庶民に迎合せよとは言わないが、そのような人たちの気持ちを汲み取ろう、 なんとか一般市民を支える行政をしようという姿勢の強弱が、 今回の選挙の勝敗を分けたのではないかと思う。 これは、国政においても同じであろう。 私たち庶民の立場に立った政治をしてくれるのではないかと、 国民は民主党を選んだはずだ。 それが、「やはり競争主義か?」「弱いものは切り捨てられるのか?」と感じられた時は、 今の期待は一瞬にしてオセロのように失望に反転するだろう。 選ばれた人たちは、なぜ自分たちが選ばれたのかを、謙虚に考えてほしい。 そして私は、これから我が市の市長が、地道に市民のために働いてくれることを願っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月16日 11時11分29秒
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