友人三人とで、
道立近代美術館に平山郁夫展を見に行く。
以前にも、もう少し小規模な展覧会を見に行ったと思うが、
過去のブログを見ても書いていなかった。
やはり、記録として残しておこうと思った次第。
平山郁夫は広島の現在の尾道市に生まれ(瀬戸田町)、中学生の頃に被爆している。
彼が、後年シルクロード周辺にある紛争地域の文化財の保護や収集・修復に力を入れたのも、
紛争により長い歴史の中で育まれてきた歴史や文化が根こそぎ破壊されることへの怒りや、
文化を守ることが平和につながるという信念の表れだったようだ。
写真等でよく見知っているものも、本物を見ることで受ける迫力による感動は比較にならない。
本当に良いものを見せていただいた。
札幌周辺にお住まいの人でまだ見ていない人は、ぜひ美術館に足を運んでいただければと思う。
絵画だけではなく、彼が保護のために収集した
アフガニスタン等の文化財ども展示されているので、
考古学に興味のある人は違う視点で楽しめると思う。