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2017年11月23日
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カテゴリ:旅行、おでかけ
11月20日の午前中は、函館の知人のお薦めの「旧相馬邸」を見学した。
ここが、予想以上に素晴らしかったし、とても感動した。
このお屋敷の初代相馬哲平は、HPによると下記のように書かれている。
初代・相馬哲平・・・ 文久元年(1861)、越後の国から28歳の青年は、大志を抱いて開港間もない函館に渡る。箱館戦争の混乱の中、米の騰貴を見越し、一世一代の大勝負に出て巨利を得た後、ニシン漁の投資と海陸産物の商いを行い、一代で北海道屈指の豪商に上り詰める。晩年、「郷土報恩」の志を持って、函館区公会堂を始め数々の公共事業に私財を投げ打ち、函館発展の基礎を築いた。 旧相馬邸は、明治41年(1908)に建てられた和洋折衷の歴史的建造物で、函館湾を一望できる地に、今もなお威風堂々たる佇まいを残している。

北海道の歴史のある町には、このような「郷土の大恩人」と言われるような豪商や財界人がいることが多いが、
函館は私にとっては少し遠い場所なので、初代相馬哲平氏については全く知らなかった。
開館時間直後に行ったのだが、そこで対応してくださった女性職員の方に全体像の説明を受けた時に、
私が一番驚いたのは、この建物は取り壊される寸前に現館長がその保存のために私財を投じて買い取ったということだった。
道内の歴史的建造物のほとんどは、自治体や道が保存指定をしたり、
地元と連携して国の指定にもちこんで保存していると思う。
今、その経緯をネットで見つけたのでリンクしておく。
伝統建築を守るひと 【vol1:函館市 旧相馬邸 東出伸司氏】

館内は、暖房を使うと建物が傷むということでとても寒いのだが、それぞれの部屋を見学していると、
初代の志や思想が伝わってくるようで感動するばかりであった。
この建物は、五代目までが平成まで居住していたのだが、その後手放して北海道を離れたため、
もうすぐ取り壊されるということに危機感を覚えた東出氏が、函館に購入を持ち掛けたけれど難色を示され、
とうとうご自分で購入して現在に至っている。
確かに、あの建物を子孫が保存していくことはとても難しいだろうし、
一部は住みやすいように改築して、現在は貸し部屋や喫茶コーナーになっていて、
その場所だけが暖房があり、コーヒーを自由に飲めるようになっていた。
一通り見学したらとても寒くなったので、
暖かい部屋とコーヒーはありがたいと話しながらコーヒーを準備していると、
初老の男性が「こちらの方が見晴らしがいいし、暖かいですよ」と声をかけてくださった。
私は同じような見学者かと思い、「いえいえ、こちらでいいですよ」と返事をしながらふと胸元を見ると、
「館長 東出」の名札が❕
なんと、この建物を買い取ったという東出さんだった。
私たちがそのことに感動したという話をして、そのいきさつなどを少し詳しくお聞きすることもできた。

そして思った。
相馬さんもすごかったけれど、この東出さんもそれに劣らずすごい方だと。
それは、血筋ではないけれど、相馬さんの志をしっかりと受け継ぐ人として、
ひょっとすると相馬哲平氏の魂が呼び寄せ、この建物のとりこにさせたのではないかと思わせるエピソードだった。

本当に素晴らしいものを見せていただき、素晴らしい方と出会うことができた。
職員の方が、「函館市民でもあまり知らないのですよ」と言っていたことが耳に残っている。
歴史的建造物が当たり前のように身近にあり、それが観光客相手の使われ方をしている日常の中では、
このお屋敷も数ある建物の中の一つなのであろう。
でも、どの建物にも隠れたエピソードや、そこに込められた「人の思い」がある。
その、多くの人々の思いと行動が歴史を紡ぎ、現在に至っているのだということを、あらためて感じた。

ぜひ、多くの人に足を運んでもらいたいと思う。





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最終更新日  2017年11月23日 21時31分40秒
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