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テーマ:少子化について(90)
カテゴリ:つぶやき、人間関係
岸田総理の「異次元の少子化対策を検討」なんて発言を聞いた時には、もう何もコメントする気にもなれない気分だった。
そもそも、今更「検討」なんて言葉を使うこと自体がボケているし、異次元なんて言葉で胡麻化そうとしているとしか聞こえない。 こんな言い方をする岸田総理には、心底ガッカリした。 そんなことを思っていたら、 東京都、18歳以下に月5000円給付へ 所得制限設けず 第2子の保育料無償化も検討 東京新聞 というニュースを聞き、小池さんも呆れて挑戦状をたたきつけたのかと思ったりもした。 しかし、先程下記のニュースを見て、そうかと妙に納得した。 岸田首相、太っ腹!東京捨てれば100万円、子供1人につき追加で100万円…「デジタル田園構想」は年間1万人を地方移住させる作戦 2022/12/29(木) 小池都知事は呆れたのではなく、頭に来たんだろう。 私自身は、東京から人が離れた方がいいと考えているので、「デジタル田園構想」は賛成だし、 多分大枠では小池都知事も反対はできないだろう。 日本全体のことを考えたら、それに反対する理由はないだろうし。 それでもやはり、今都政を担っている身としては、 この構想にどのくらいの小池氏との調整があったかわからないが、 頭にきたんじゃないかと感じる。 まあいいや、子育て世代に良い政策であるなら、丁々発止も悪くない。 それはともかく、私は今の少子化対策では少子化は止められないような気がしている。 ちょっとスピリチュアルめいているけれど、そもそも生まれようとする魂があるとしたら、 今の日本に生まれてきたい子どもは少ないだろう。 大地震があるかもしれないし、毎年のように自然災害は多い。 子ども時代もあまり子どもらしく楽しめなさそうだし、 やっと大人になっても競争世界に追い立てられそうだ。 それと、これは日本の女性の深層心理の中で、 子どもを積極的にほしい人は少ないだろうということだ。 人間も自然の一部の動物だから、種の保存の危機を突きつけられたら、子どもを持とうとするかもしれない。 幸いにして、日本はそのような状況ではないし、女性も自分の人生を考えられる時代だ。 いつまでたっても男性優位の社会は変化しないし、男性の望む女性像は、女性の望む姿ではない。 どうしても男性と共に生きたい女性はいるだろうが、共に生きるということと結婚して子どもを持つこととは違う。 それになにより、女性が子どもを産む時の一番の願いは、わが子が戦争に巻き込まれないことのように思う。 というのは、私が妊娠し出産した時、一番の望みは 「この子が戦争に巻き込まれる時代にならないように」ということだった。 当時は、日本が戦争に巻き込まれることなどあまり想像できない時代だったにも関わらずだ。 「この子の大人になる時代は、今よりも世界で仕事をする時代になるだろう」と思っていたので、海外で何が起きるかわからないということと、 自衛隊が万が一にでもアメリカと共に戦うことにならなければいいという思いはあった。 男の子だったから、職業の選択肢としての自衛隊は身近だったからだ。 そう思い返すと、現代の女性が子どもを産むことに躊躇する気持ちはとてもよくわかる。 今私がそのような状況なら、多分結婚も出産もしないだろうと思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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本当にそうですね。自分の時も就職は大変でしたが、今はそれ以上に大変です。筆記試験の受験などとは違い面接採用はブラックボックスで努力のしようもないですし、せっかく決まった就職もブラックで辞めていく人も多い。そして毎日のように起きる無職の息子や娘のからんだ殺傷事件や年金詐欺。もう一度子育てをしたいかといえば、正直、微妙ですね。
それに昔は五体満足に生まれれば安心でしたが、今は「発達障害」なんていうものがあり、1割、グレーゾーンも含めるとその数倍で、生きずらさをかかえたまま生涯治ることもない…なんてねえ。これでは子供を持とうなんて思いません。 (2023年01月06日 11時44分09秒)
七詩さんへ
私は発達障害については、多くは個性の範疇であると考えているので、それが生きづらさにつながる社会は誰にとっても生きづらい社会だと思うのです。 つまりは、生まれてきたくないし産みたくない社会ということになってしまいますね。 少子化と人口減少を前提とした制度設計を考える方が良いようにすら思います。 (2023年01月06日 13時29分33秒)
七詩さんがブログで指摘しているように、少子化よりも結婚対策でしょう。
結婚できないから少子化なんじゃないでしょうか。 昔からすれば、女性の地位向上です。 就職しても男性と同等のところが増えて、それも晩婚化の一因となっています。 キャリアを考えれば、ひとりで十分かもしれません。 就職はともかく大学は広き門ですね。 地元の国立大学でも入試偏差値が50以下なんて学部もあります。 (2023年01月06日 15時03分50秒)
maki5417さんへ
>少子化よりも結婚対策でしょう。 結婚対策が必要だとしたら、結婚をしたい男性にでしょうね。 対策の肝は、男性たちの意識改革でしょう。 (2023年01月06日 19時48分18秒)
私たち世代が親、再生産世代だった時にこういう政策があったならば、補助があったならば、としばしば(ネット以外で)発言しております。
そりゃ、しないよりは今始めれば少しは効果はあるかも知れなくとも。 収入や仕事で不安があり、年金に不安があり、で、生まれたら、保育園も幼稚園も高いし、公立小中学校でも月1万円かかるし、国公立大学でも私の頃の10倍以上じゃなかったかしら? 世帯収入は10倍にもなっていないのに。 冷静になったら 少子化になるんですよね。格差社会で生き残ろうとしたら。 政治家も官僚も、私と同世代の方々、何をなさってらしたの?と思います。人数減らない、収入減らさない。マイナで監視し始めている。 (2023年01月07日 09時23分13秒)
ポンボさんへ
>冷静になったら 少子化になるんですよね。格差社会で生き残ろうとしたら。 と思いますよね。 >政治家も官僚も、私と同世代の方々、何をなさってらしたの?と思います。 私達と同世代は、あまり賢くなかったようです😢 (2023年01月07日 16時23分15秒)
新年おめでとうございます。
当地の新聞『信毎』では、首相は少子化対策の財源として消費税の増税を言い出しています。先頃まで、防衛費を2倍にする財源としても言及していたのに、その舌の根の乾かないうちに「少子化対策費」ですか。 「少子化」対策をしたいなら、増税ではなく“平和で、生活や収入に不安のない社会の仕組みでしょう。将来に対する安心感があって、結婚や子育てにも打ち込める環境となる、というのが筋だと思います。 ただ“産めよ増やせよ”の時代ではないから、ぼくは人口を増やす必要はなく、急激に減らさない努力だけでいいと思います。地球規模では、人間を養いきれなくなってきていますから。 ほどよく効率的に生活してゆけるインフラ、田舎に籠もって半年ほど働けば生活に困らないような社会の仕組みが必要です。 未だに軍事費の倍増などしいう拡大競争のレールの上にいては「少子化」対策もできようがありません。 平和問題も子育てへの不安材料になっているかも知れませんが、習近平もプーチンの失敗を身近で見ているから、強引に台湾に軍事侵攻するような危険を冒せるとは思えません。 武力で世界の均衡を保とうなどという愚かな思想にしがみつかず、紛争国の仲裁に手腕を発揮できるような大人の国を目指し、お花畑国・日本にすれば少子化対策するまでもなく、安心して結婚したり、日本に憧れる人々が集まってくるだろうと思います。 まあ、純血種好きなガリガリ亡者たちが、またうるさくくなるでしょうけれど。 (2023年01月08日 23時47分44秒)
msk222さん、今年もよろしくお願いします。
>ぼくは人口を増やす必要はなく、急激に減らさない努力だけでいいと思います。地球規模では、人間を養いきれなくなってきていますから。 私も同感です。地球が自然のままに人間を養えなくなったのが、今の環境変化をもたらしたのでしょうから。 >武力で世界の均衡を保とうなどという愚かな思想にしがみつかず、紛争国の仲裁に手腕を発揮できるような大人の国を目指し、お花畑国・日本にすれば少子化対策するまでもなく、安心して結婚したり、日本に憧れる人々が集まってくるだろうと思います。 私もそう思うのですが、なぜに政治家の多くがそれを真剣に考えてくれないのか、歯噛みする思いです。 (2023年01月09日 09時28分09秒)
maki5417さん
勿論所得対策も重要でしょう。 要は、出産適齢期の女性が結婚して子どもを産む気になるかどうかでしょう。 私は少子化対策というより、現在生まれてきてくれた子ども達をもっと大切にしてほしいです。 (2023年01月12日 08時27分12秒) |
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