|
カテゴリ:農作業ライフ
みなさん、こんにちは。
今週の月曜日、ついに千葉の畑で種まきをしました。 まずは我が家の畑を紹介します。 じゃじゃーん!これです! ちょっと開墾がかなり大変で、とりあえずはウネを3つ作ったのみです。 種まきしてみると、全然3つじゃ足りなかったので、また開墾せねば、、、、 しかし、クワとスコップだけで、なんとかいけるもんですね! 私ちょっと、だんだんクワの扱いには慣れてきて、すごく深い根の草であろうが、ガッガッガッと引っこ抜き、岩のように硬い土もサクサクッと柔らかくしてしまえます。 もうミミズが驚いて飛び出してこようが、カナブンの幼虫が出てこようが、かなーり慣れました。 今回蒔いた種は、まずはこの3つ。 ●青丸紅芯大根 ●ルッコラ ●普通小麦 どれも現在種屋に売っている主流の「F1種」ではなく、 自分で種取りが出来る「固定種」の種です。 小麦は、関東地方で地粉として栽培されてきた固定種なので、まさにここで栽培するのはぴったり。 まずは試しに蒔きましたが、よいものが出来たらこれを私プロデュースのアガベクッキーやお菓子に使えたらなーという夢を抱きつつの種まきです。 家族三人で、一生懸命種を蒔き、お水をやりました。 息子も大活躍です。 ちゃんと芽が出るといいなぁ、、、、 私の秋からの農作業スタイルはもっぱらこれに落ち着いています↑ 完全遮光サンバイザーとフェイス オン ワンピとサングラスです。 最近戦隊ものの「侍戦隊シンケンジャー」にはまっている息子は、この姿になった私に戦いを挑んできます。 「出たな!フェイス オン ワンピ!」 ショッカーより若干かわいくなったつもりだったんですが、やっぱりダメか(笑) すっかりあきらめて、フェイスオンワンピ仮面として「UV-Aビ~ム!」とか言って、息子扮するシンケンジャーと戦いながらの農作業です。 現在の野菜はごく一部の伝統野菜を除いて、すべて「F1種」という種で栽培されています。 しかし実は昭和30年代までは、流通している野菜のほとんどが「固定種」だったのです。 野菜を工業製品のように安定して流通させるために、どんどんと市場の野菜や売られる種はF1種へと変わってしまいました。 FI種は品種改良で作られた種のこと。取り入れたい性質を持つ同士をかけあわせて作り上げます。 ただ、現在の作り方は人間で言う無精子症のような株を見つけ出し、それを使って簡単に都合の良い品種を作り出しています。放射線を照射する場合もあるようです。 F1種にもいい面があります。 病気に強い品種や、糖度が増した品種を作れること。 生育が早く、形が揃い、風味にもバラつきがなく均一で、収穫時期が同時であること、生産量が多くいつも安定していること。 日持ちもして、傷みにくいことも重宝されています。 悪い面は、この種からは種取りして二代目を作ると、ひどい野菜しか出来ないため、毎年種屋から種を買わなくてはならないこと。 それから遺伝子的にすべて均一なため、病害虫が発生すると一気に広がって全滅してしまうため、どうしても農薬が欠かせないということ。 そして、見た目の美しさや、安定供給を主眼に開発されているため、どうしても味が固定種に比べて落ちると言う点。どうやら栄養価の面でもかなり低くなるようです。 固定種とは、その土地の気候や風土や作り手などに適応して変化していった中で、良く出来たものを選んで種を取り、その子孫からまた優秀なものの種取りを繰り返していく中で、自然と独自の風味や個性が出て、遺伝的に品種として独立していることが認められた野菜のことです。 味わい深く、たくましく、栄養価の高いおいしい野菜が出来ますし、 二代目三代目と種取りも出来ます。 たとえ病害虫が発生しても、全滅はしないので、農薬を使う必要性も減ります。 しかし収穫時期がバラバラだし、収穫量も安定せず、形も不ぞろいなので、計画性を持って栽培したいプロの農家が扱う事は大変です。 しかし、それをナチュラルハーモニーさんのところの生産者や、ナチュラルシードの生産者は全部ではないですが、極力やっているわけで、本当に尊敬します。 家庭菜園でやるなら、なおのことF1種でやる必要はないと思うのです。 F1種をすべて否定はしませんが、F1種の背後に控えているのは「遺伝子組み換え技術」だということを忘れてはなりません。 農薬に強く、日持ちがして、生産量が多いという流通に都合が良いことを極めたあげくが、「じゃあ遺伝子を組み替えてしまえ!」となるわけです。 種メーカーや農薬メーカーの儲けのために、水に強い農作物を作るために植物と魚の遺伝子を組み合わせたり、人の肌の遺伝子と組み合わせたりしてるそうです。 そんな気持ち悪い野菜、絶対やだ!! しかも自然界に一度栽培された遺伝子組み換え植物の花粉は飛散し、 他の植物も次々遺伝子組み換え植物に変えてゆき、 遺伝子汚染が無数に広がっていってしまうのです。 遺伝子組み換え作物の日本での栽培は公には認められていませんが、試験農場はあるようです。 最近世界上位の種メーカーが次々と遺伝子組み換え種メーカーに買収されていっていますから、日本の種メーカーも時間の問題かとヒヤヒヤしています。 なんとか法律で守って欲しいですけど、、、 種を牛耳られたら、大変なことになってしまいます。 もうナチュラルアンチエイジングなんて、夢と消えます。 種業界はF1種どころか、遺伝子組み換えが台頭してきてるくらいですから、固定種なんて今や風前のともし火状態です。 これを絶やさずに頑張る野口の種さんやナチュラルシードさん、ナチュラルハーモニーさんの取り組みを本当にみんなで応援できたらと思います。 私は、ともかく固定種の種で野菜を作り、それで種取りして、自分の畑仕様の野菜を少しでも作っていきたいと思っています。 アンチエイジング怪人 フェイス オン ワンピは頑張ります!!(笑) さて、そんな無肥料、無農薬、出来るだけ固定種のナチュラルシードさんのところの野菜をほぼ100%使ったレストランが武蔵小山に10月1日にプレOPENしたそうなので行ってきました。 ここを開いたカップルの彼女と、彼の妹さんがうちの患者さんなんです。 正確には彼と彼女と彼の妹さんと彼のお母さんともう一人ローフードの勉強をアメリカでやってきたというシェフが、このお店をやっています。 あまりにおいしく、しかも安く、もう感動してしまいました。 写真右上が小松菜とスプラウトのサラダ。 生で小松菜がこんなにおいしいということに驚き。 これは無肥料だからエグミがいっさいないから出来る事。 スプラウトはお店で栽培されていました。 左下が、これ全部お漬物なんですよ! ひじきの漬物とか生まれて初めて食べましたが、おいしい! 漬物マニアの私も、これにはうなってしまいました。 そして写真右下はデザート。 嬉しい事に、甘みはアガベのみ。しかも全部加熱していないローフードだそうです。 この左のティラミス、まじ最高なおいしさでした。 さすがローフードのシェフがいるだけあって、このローフードプレートは本格的です。 パスタのように見えるのはズッキーニ。 でも、おいしい加熱野菜料理もあるので、全部がローフードではなく非常にバランスがいいです。 お酒もほとんど全部無農薬で、蜂蜜酵母の天然ビールとか、寺田本家のむすひとかもあって、まさに鬼的に大満足! さて、こんなすごいお店を開いた、まだ若い2人の写真をパチリ! この彼、高島直也さんほど、私を驚かせた方はいません。 彼と初めて会ったのは、今年3月の鶴見先生の講演会の時。 私のブログも読んでくれていると聞いていましたが、すごく暗くて目が虚ろで、私と目を合わせようとしない感じで。 聞けば、誰に対してもそのような状況で、彼女も会話をするのが大変だったそうです。 ところが、8月にうちの田んぼの草取りを手伝いたいと、彼女とやってきた時、この直也さんは別人に変わっていたんです。 さわやかで、ハキハキしていて目が輝いています。 あまりに別人すぎて、彼女に本当に同一人物かこっそり確認したほどでした。 この5ヶ月ほどの間に何があったのかというと、彼はその後、断食してなんと15kgも痩せたんだそうです。 それから性格も変わり、思考もはっきりしてきたと言います。 5月に京都に一人旅に行って帰りの新幹線を降りようとドアが開いた瞬間に「レストランをやる」という自分のビジョンが、突然はっきりと浮かんできたんだそうです。 今は、自分の生まれてきた真の目的に出会ったようで、本当にイキイキされています。 私は彼に出会って、断食って本当に細胞レベルから人を生まれ変わらせる力があるんだなと、確信しました。 それは時には性格まで、人生まで変えてしまう。 すごいことだと思います。 今月はまだプレオープンでメニューも少なめですが、それでも十分満足!ぜひこの「葉菜」に行ってみて下さい! 今週土日に開催のベジフードフェスタにも出店されるそうです。 東京都品川区小山2-16-1ローズハイツ101 四季彩茶屋 葉菜(はな) TEL03-3782-1739 AM11:30~ 今のところ無休ですが、一応電話で確認してみて下さい。 固定種の種から、どんな芽が出てくるんだろう? ちゃんと出てくるのか?ワクワク、ドキドキ! フェイスオンワンピは今日もいく! 人気ブログランキングに参加中! ↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。 blogランキングに1票投票する 「アンチエイジングの鬼プレミアム」好評発売中! アマゾンなどネット書店、全国の書店でも販売中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年11月18日 00時18分28秒
コメント(0) | コメントを書く
[農作業ライフ] カテゴリの最新記事
|