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カテゴリ:素晴らしき日本の食文化
昨夜のテレビ番組で、ロシアのアムール川とタラバガニの関係が放映されていました。
アムール川(中国名は、黒竜江)は、ユーラシア大陸の北東部を流れる川。 モンゴルに始まり、中国、ロシアを流れ、オホーツク海に注ぐ、 全長4,350Km(支流を含む)と、世界で8位の長さを誇る川です。 アムール川は、ミネラルなど栄養分が豊富です。 その栄養分のおかげで、オホーツク海では、植物性プランクトンが生育し、 そして、タラバガニが生育するためには、その植物性プランクトンが必要不可欠なのです。 ところが近年、中国やロシアの急激な経済発展のために、 アムール川の深刻な水質汚染が問題化しているというのです…。 地球は水で表面を覆われた、言わば 水の惑星 です。 特に日本人は、古くから水とともに暮らしてきたといっても過言ではありません。 豊かな雨水は地下にしみこみ、長い時間をかけてろ過されて各地で湧き水となります。 世界でも有数の品質の湧き水がある地域は、日本酒が生産される地域でもあります。 そんな「水の国」日本でも、高度成長期から水質汚染が非常に大きな問題になりました。 地球は、海でおおわれています。そして、海はつながっています。 そのため、一部が汚染されると、地球全体に広がるのです。 今は、広大な海の自浄作用のおかげで、 地球全体としては、なんとかバランスを保っているように見えます。 ところが、膨大な人口を抱える中国やロシアなどの新興国の急激な経済発展には、 同時に急激な環境破壊を伴い、世界中の環境破壊を引き起こす可能性があるのです。 それは、環境破壊で終わる問題ではありません。 日本近海の水質汚染は、日本の貴重な海産資源の破壊にも直結するのです。 最悪の場合、魚を中心とした日本の食文化の崩壊につながるという危機感を持ちたいものです。 *これは、以前にもお話した、食料安全保障 にも大きく関わる問題です。 以前の日記「続・食料安全保障の重要性」は、こちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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