カテゴリ:ダイレクトマーケティング
今日は、通信販売における、カタログのあり方について考えてみます。
インターネット販売などのeコマースの急激な台頭は、 従来の、カタログ通信販売などに代表される、 「非接触型購買スタイル」に対する顧客の意識を大きく変化させています。 eコマースは、全てのビジネスの壁を無くしてしまいました。 それどころか、ビジネスの国境すら無くしてしまったのです…。 かつて、通信販売の主流であった「カタログ通信販売 」という事業において、 「カタログ」は、それ自体が売場であり、事業そのものでした。 約20年ほど前から、一般的な小売業の隙間(ニッチ)に特化した分野で、 カタログを使用した通信販売は、その威力を大いに発揮して急成長しました。 ところが最近、大手通信販売会社の業績が低迷しています。 その原因は、「流通における存在意義の欠如」にほかありません。 つまり、そこで買う理由が明確に示されていないのです。 通信販売におけるカタログは、商品を羅列するだけでは何の存在意義もありません。 そこに、その商品が売られる「理由」の説明が明確になされることが必要です。 業績を伸ばしている企業のカタログを見ると、 誌面から、その企業の理念や商品に対する深い愛情が伝わってきます。 その企業で買う理由が明確に示されているのです。 eコマースが台頭する時代だからこそ、カタログの存在意義を再確認すべきです。 カタログは、顧客に向けて企業理念をアピールする場であり、 商品への熱い思いを表現する場として位置づけることが大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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