もうずいぶん前から、ところかまわずあほみたいに本を読んでいます。
もちろん風呂でも読んでいます。
今日は最高記録でした。
本のやめ時を失って、1時間半も湯船につかっていました。
読んでいたのは兵庫教育文化研究所の『学力‐子どもからはじまる教育』です。
(2008、800円)
一般流通されていない本です。
兵庫県内の学校に勤められている先生なら、
もしかすると書架に入っているかもしれません。
題名から、「学力」にしぼった本かなと思い今までちゃんと読まずにいたのですが、
「学力」という語感よりも、むしろ副題の「子どもからはじまる教育」に象徴されるような、「教育」についての大きな方向性とか、子どもと共に教育を作っていく姿勢に満たされていて、己の勉強不足・認識不足を痛感する本でした。
(今48ページ目まで読んだところで、まだ全然読めていません。これ以上の報告はまた後でするかもしれません。)
内容的には、以下に紹介する評判の本(アマゾンで5つ星)とかなり大きくリンクしていると思います。
『格差をなくせば子どもの学力は伸びる
~驚きのフィンランド教育』
(福田誠治 、亜紀書房 、2007、1500円)
===============================
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
学校間格差、所得格差、ナシ、それで学力世界一。
"平等"と"個性伸張"の二つを追ったフィンランド教育。
その授業のありさまは、われわれ日本人の常識を超えている。
果敢で、自由闊達で、理念の高い教育から逆照射される日本の教育のあるべき姿とは。
【目次】(「BOOK」データベースより)
「格差がないこと」と「個性化」は矛盾しない-はじめに
/第1章 「平等」と「個性」を両立させるフィンランド教育
(フィンランドの教育制度/フィンランドの子どもたちの学び ほか)
/第2章 学力差のある子を教える柔軟な方法-ストロンベリ小学校
(「ゆとり」を生む複式学級-フースカ先生の授業風景
/豊かな支援策と学年制の微妙なバランス-ハマライネン先生の授業風景 ほか)
/第3章 地域になくてはならない学校-プーリ小学校
(できる子は放っておいても大丈夫-トルッケル先生の授業風景
/「数学を学ぶ子ども」を支援するのが数学教師-ロホヤ市の教育方針)
/第4章 忍耐強く待つ授業-ペルス中学校
(「自分のために学びなさい」-サルミネン先生の授業風景
/身近な問題からアプローチ-ムーリン先生の授業風景 ほか)
/第5章 フィンランドという鏡に映る日本の教育
(構成主義的な教育観と戦後新教育/新教育と『山びこ学校』 ほか)
=============================
この本の著者の福田誠治さん(都留文科大学教授)の話は、
『学力』の本の、私がまだ読んでいない章の中で登場するようです。
基本的にブログでは読書が終わってから紹介するようにしているのですが、
今回はかなり触発されたのでフライングで紹介してしまいました。
こういう、「そもそも教育とは」「いったい何を目指すのか」といった類の話題は、
このブログではたまに取り扱っていきたいと思います。