カテゴリ:仕事術
地元のゆめタウン2階に、パソコン教室「わかるとできる」があります。
僕はパソコンには詳しいつもりなので、民間のパソコン教室に通うつもりは全くなかったのですが、通っている人に聞くと、なかなかいいそうです。 講師の先生の動画を見て学ぶ授業で、その講師の先生がとてもおもしろいのだそうです。 ニックネームは、「BUNちゃん先生」。 その方の著書を読みました。 『わかるとできる物語 ~夢と希望~』 (硲弘一、株式会社わかるとできる、2018/10、1200円) ▼公式サイト 非常に苦労をされて、いろいろな職業を経験された上で、パソコン教室の動画授業を全国展開されていることが分かりました。 パソコン教室なのに、人生を学べる、ビジネスに関する相談ができる。 そんなパソコン教室なのだそうです。 なかなか希有なパソコン教室です。(^^) ======================== 『わかるとできる物語 夢と希望』 ・物を売るには 自分を売ること ・自分を売るのは 販売の基本 (p61より) 「自分を売る」ということを、ここのところ忘れていたなあ、と思います。 経営者は、商品を売るために、自分を売るということを率先しておこなっています。 経営者でなくても、何かを推し進める際に、心がけておきたいことです。 ・尊敬できる人の話だと素直に聞くことができるのに、 尊敬できない人の話だと同じ内容でも聞こうとしません。 親の言うことをきいてくれないのは、 親が尊敬できる行動ができていない。 (p134より) 「子どもが言うことをきいてくれない」というのは、親として、毎日感じていることです。 これも、結局、「自分」にかえっていくのですね。 これを読んで、子どもを責める考え方から、自分を反省する考え方に転換できました。 ・社長はスタッフに、仕事を任せて良き相談相手になること、 必要なものをそろえてあげて 笑顔で仕事ができる環境を創ってあげること、 アドバイスは的確に的を絞って覚えやすいようにひとつ程度にして、 スタッフを褒めてアドバイスを受け入れやすいようにすること ・良い話を聞いたからと他人の受け売りを社長の独断で行うのではなく スタッフに相談して根回しを怠らないこと、 その中でスタッフがやりやすいように加工吟味してできることを絞り込むこと (p164より) パソコン教室講師の方の著書に、ここまで「社長の心得え」が分かりやすく端的に書かれているとは、思いませんでした。 短い中に、エッセンスがギュギュッと凝縮されているところから、社長としてかなりの経験をされてきたことが分かります。 社長だからと言って、自分が主になろうとせずに、スタッフを中心に会社というものを考えていることがわかります。 社長以外なら、なおさらですね。 ・訪問していればその方の求めているパンもわかりますし、 その方のためのパンを作ることもできます。 お店にジッとしてお客様を待っている殿様商売で儲かるほど商売は簡単ではありません。 ・焼き立てという商品を訪問という便利な営業で差別化して、訪問したときにさらに試食していただく提案営業で販売力を高めるという戦略は、他のお店がやっていないのですから、やればやるほど儲かります。 (p175より) パン屋さんに向けてのアドバイス。なんと具体的で説得力のある提言でしょう! パン屋さんも、パソコン教室にパソコンを習いに来て、「パンの訪問営業」について提案をしてもらえるとは、思わなかったでしょう。 パンというのを象徴として捉え、他の物事に置き換えると、ほかの物事にも応用できる気がします。 ======================== 一般には販売されていない、パソコン教室の自社出版本ですが、思いがけずいい内容が書いてあり、触発されました。こういう、意外性と出会う人生、けっこう好きです。 人生も仕事も、おもしろがっていきたい と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月08日 10時54分57秒
コメント(0) | コメントを書く
[仕事術] カテゴリの最新記事
|
|