カテゴリ:地震・防災
日本中のほとんどの学校が休校中の中、9年目の3.11を迎えます。
自分の子には、前日の晩の今日、 「明日は震災の番組をテレビでするだろうから、観てみたら?」 「明日の14時46分には黙祷をしたらどうか」 という提案をしました。 あまり気乗りしない感じだったので、どうするかは分かりませんが・・・ ただ、やはり特別な日だと思いますので、できればこの日ぐらいは、9年前の震災に思いをはせてもらいたいと思います。 昨年、初めて東北を訪れました。 被害の大きかった大川小学校にも行きました。 2020年3月10日の今日、 産経新聞さんが大川小学校の映像記録をYouTubeで公開されています。 ご遺族のお話を聞いたり、当時の詳しい話が載っている本を読んだりしていたので、映像を見ながら、胸が詰まりそうになりました。 まともに観ることができませんでした。 子どもたちの学校生活の跡が、そこかしこに感じられました。 震災は、楽しかった学校生活を、突然に断ち切ってしまったんだな、と思いました。 多くの子どもたちの命が失われました。 本当に残念でなりません。 現在、新型コロナウイルスが猛威を振るっています。 その中で、感染者はどこの誰か、という情報が、とびかっています。 震災後、福島から避難した子どもたちが「放射能がうつる」などと周りに言われて差別されることが起こりました。 今、同じようなことが起きていないか、と大変心配しています。 非常事態という意味では、今も9年前も同じです。 冷静さを失い、思いやりを忘れて、軽率な言動をとってしまわないように、 風評被害を広めたり、感染してしまった方の人権を無視してしまったりすることのないように、 みんなで気をつけていきたい、と思っています。 震災後に、被災地に向けて、多くの歌が作られました。 学校で歌われる歌の中に、「一つの明かりで」という曲があります。 「COSMOS」「地球星歌」で知られるミマスさんが作曲されました。 YouTubeの動画に、この曲ができるまでの経緯を子どもたちが説明し、その後みんなで合唱するものがあります。 これは、全国の子どもたちにぜひ観てほしいと思います。 僕はこの曲が好きで、自分が受け持った子どもに、授業中に歌って聞かせたこともありました。 歌詞も、曲も、本当に、じんと、心にしみます。 動画の再生数がまださほど多くないのですが、もっともっと多くの人に観てもらいたいです!! (2020/3/10時点での再生数は384回でした。公開日は2019/10/7。 こんな素敵な動画を公開していただいたことに感謝します!) 3.11については、過去のブログでも少しふれています。 以前僕がブログで取り上げたのは被災地小学生の作った「ファイト新聞」です。 小学生が震災のことを知るのに、同じ小学生の目線からのメッセージはすごくよく伝わるだろう、と思いました。 この本には僕の住んでいる町の図書館で出会いました。 もし図書館で借りることができたら、この機会にぜひご家庭で読んでほしいと思います。 ▼東日本大震災の避難所で小学生が始めた壁新聞『ファイト新聞』 (2019/3/31の日記より) 『宮城県気仙沼発!ファイト新聞』 [ ファイト新聞社 ] 本来なら3.11の日に各学校で震災に関する学習や追悼式などが予定されていたと思います。 休校でも、休校だからこそ、 この日には子どもたちに、改めて3.11について、自分なりに学んでほしいと思っています。 身近な大人の方々、もしよかったら、お子さんにここで書いた内容の一部でも紹介していただき、東日本大震災についての話を、一緒にしていただけたら、うれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月10日 20時45分44秒
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