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コロナに気をつけてたら・・・
胃腸炎になりました。(涙) 胃腸炎といえど、あなどれません。 ほぼ3日、寝込みました。 本当にこの世の中、気をつけるべきことは、山ほどありますね! 胃腸炎でつらかったので、 読みかけの 『「つらいな」と思ったとき読む本』 を読みました。 ブックオフで見つけた掘り出し物です。 【中古】『 「つらいな」と思ったとき読む本』 だいわ文庫/中谷彰宏 【電子書籍版】「つらいな」と思ったとき読む本[ 中谷彰宏 ] 毎回思いますが、中谷本は、タイトルの付け方が一流です。 まさに、このときに読むべき本!という匂いに、吸い寄せられてしまいます。 抜群の吸引力です。 本書の内容は、病気でつらいケース以外にも、仕事とか人間関係とか、 いろんなケースをふまえて書かれてあるのですが、 最後の方に、ありました。「免疫」の話が。 これが、今まで読んだどの「免疫」の話よりも、分かりやすかったです。 「そうだよなー」と思いました。 ほかのことにも、応用が利くなあ、と思いました。 どんなことにも、この考え方を活かしていこう、と思いました。 それだけ言って、全然引用しなかったら、怒ります? 文庫本でかさばらずに読みやすいので、買って読んでいただくのが一番いいのですが、僕が感銘を受けた免疫の話の一部分を、引用しますね。 ==================== ・採取したウイルスを動物に注射すると、その動物の中で、重症に向かうものと、比較的軽症のものとに分かれます。 軽症のものは、強い免疫をつくります。 免疫は、インフルエンザウイルスと1カ所違うだけです。 それを打つことで、軽いインフルエンザにかかって、「うちはもう間に合ってます」のような形になるのです。 うつるものは、中に入れてしまえばいいのです。 小言ばかり言う父親から離れても父親の口調が脳内から離れないなら、自分の中で父親のモノマネに変えてしまえばいいのです。 取り入れて、それにかからない体にしていくのです。 一度ひどい食中毒になると、食中毒になりにくい体になります。 (文庫版同書p191-192より) ==================== 「免疫」って、実はよく分からずに使っている言葉なのではないか、と思うのです。 免疫の正体をよく分からずに、「免疫をつけよう」と思っていると、 ニセの健康法とかにだまされたりするかもしれません。 免疫とは何か。 それは、「すでにある」ということです。 だから、避けてたら、免疫は、つかないのです。 運悪く胃腸炎になってしまった自分ですが、これを読んで、 「ああ。でも、胃腸炎になったおかげで、胃腸炎に対する免疫がついた」と プラスに捉えることができました。 「ずっとおなかの調子が悪かったけど、これを機に、治っていくぞ」と。 病人に明るい展望を持たせる、見事な本です。(笑) 病気を完全に避けるのではなく、少しずつ病気の要素を取り入れつつ、体の中で飼い慣らしていく。 病気と友だちになる。 病気というのは、かからないからいいとか、治ったからいいとかいうものではなく、免疫をつけてくれるものなのかもしれません。 Aという病気になったおかげで、Bという病気になっても、軽症で済むのかもしれません。 まさに、人間、何が「さいわい」か、わかりませんな! 引用した文の中で著者は「父親の口調が脳内から離れない」ケースに見事に話を置き換えています。こんな風に、病気に限らず、どんなことでも、受け入れる姿勢をもつことこそ、自分をラクにするために、大事なのではないでしょうか。 ちなみにこの章の章タイトルは、「相手を許すことで、免疫力が上がる。」です。 人を許すことと免疫は、つながっていたんですね・・・。 「アクシデントが、チャンスになる。」 (だいわ文庫版、本のオビより) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月03日 10時10分24秒
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