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テーマ:★学校あれこれ★(267)
カテゴリ:たのしいべんきょう
12月10日土曜日に、映画「夢みる小学校」を見てきました。
実在の小学校に密着取材して撮影したドキュメンタリー映画。 とても観に行きたかったので、地元で上映会があるなんて、夢のようでした。 (画像は公式サイトより) 学校に密着取材したドキュメンタリー映画と言えば、 大阪の大空小学校に密着した「みんなの学校」も、そうでしたね。 どちらの映画も、子どもたちの姿がとても、まぶしい。 いい映画です! 「夢みる小学校」の主な舞台は、「きのくに子どもの村学園」系列の「南アルプス子どもの村小学校」。 山梨県にある小学校です。 子どもたちが主人公で、子どもたちの権利保障がかなりされている学校です。 何かを決めるときには、大人も子どもも、同じ一票を持っています。 建物も机も、子どもたちが、自分たちで作っちゃいます。 いやあ、たくましい。 今の子どもは、なんでもお金を払って買うものだと思い込まされているけれど、ほんとうは、自分たちでつくれるものが、たくさんあるのです。 自分たちでつくると、失敗ばかりだけど、でも、つくることその過程が楽しい。 それこそが、ほんとうの学びだと思います。 体験そのものが、教科書なのです。 そういうことに、気づかされます。 「きのくに子どもの村学園」の大人たちは、 「大人が責任を取るから、思い切ってやりなさい」と 子どもたちに伝えているそうです。 「ここでは、自由には責任を伴う、なんてことは、言わないんだ。 責任は大人がとるから、思い切ってやりなさい、と言うんだ。」 なんて、カッコイイ大人のすがたなのでしょう。 大人に後押しされて、子どもたちのエネルギーがますます花開きます。 行動力が、加速します。 そんな体験を子ども時代にしたら、大人になっても、アクティブに社会にかかわれる子どもたちに育ちますよね。 大人たちの次の言葉も、カッコイイ。 「学校は 楽しいだけで いいんだ」 楽しいだけでいい学校なんて、最高です ぼくの近くにも、「建物を自分たちで作る人たち」がいたことがあります。 それは、大学時代の演劇団の人たち。 ビティーを組み立てて、自分たちが上演するお芝居の芝居小屋を、自分たちでつくるところから始めていました。 とても大変そうだったけど、とても楽しそうだった! 卒業後にも、その人たちは大阪南港に芝居小屋をつくって、野外演劇を劇場付きで上演していました。 自分らしく「生きる」って、そういうことなのかもしれません。 子どもたちがつくるのは、自分のいすを作るのが、最初なのかな? 「どんないすを つくってもいい」という言葉が出てきました。 これは、とても象徴的な言葉です。 ほかの、どんな言葉にも、置き換えられると思って、聞いていました。 「どんな〇〇を つくってもいい」のです。 ぼくたちの社会も、ほんとうは、そういうところのはずだ、と思います。 「きのくに子どもの村学園」は私立だけれど、途中で登場される尾木ママの 「公立でも同じようなことはできるのよ」 というメッセージが、強烈に刺さります。 そして、公立の例として、長野県の「伊那市立伊那小学校」や、東京の「世田谷区立桜丘中学校」が紹介されます。 とにかく名言の多いこの映画ですが、桜丘中学校の元校長、西郷孝彦先生からも、名言の数々を聞かせてもらえました。 「突拍子のないことをするのが 中学生らしい」 「自由でなきゃダメなんですよ」 西郷孝彦先生の講演は、以前にもオンラインで聴かせていただいたことがあったのですが、今回もかなり胸に響きました。 「整列すると前が見えない」という名言もあったのですが、これは、中学校のことだったか、小学校のことだったか、忘れました。 たぶん、この映画で取り上げられている学校なら、どこも、あまり整列を重視していないと思います。 整列するという手段よりも、目的を見ている。 教育の本質がどこにあるのかを見ている。 だから、ルールとして「こんなふうにすべきである」ということが、ほとんどないのだと思います。 「整列すると前が見えない」もまた、象徴的な言葉として受けとめました。 最後に、この映画のメッセージを代表していると思える名言を。 「どんな子どもも、 それは1つの個性であり、正解である」 この言葉をかみしめながら、エンディングテーマのブルーハーツの「夢」を聴くと、感動します。 「公立でも同じようなことはできる」と言われて、実例も見せられたので、 「自分たちの地域でも、学校でも、可能なんだ!」と、 勇気をもらえました。 家族4人全員で観られたのもよかったです。 妻も、子どもたちも、少なからずこの映画から影響を受けています。 今後の生き方や考え方につながる、影響力のある映画。 まだまだ全国で自主上映会が順次開催中です。 お近くであるときには、ぜひ、観てみてくださいね。 監督が書かれた本も、出ていますよ。 映画の話も、かなり書かれているみたいです。 『子どもはミライだ! 子どもが輝く発酵の世界』 (オオタヴィン) (関連する過去記事) ▼子どもたち主体の理想の学校? 映画「夢みる小学校」 兵庫県でもぞくぞく上映! (2022/10/23の日記) ▼桜丘中学校の前校長、西郷孝彦先生の講演を視聴しました。 (2020/11/14の日記) ▼「言葉を発することの意味」 ~工藤勇一×鴻上尚史『学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか』その4 (2022/09/25の日記) ▼「困った」子への向き合い方 ~木村泰子『「ふつうの子」なんて、どこにもいない』 (2021/05/05の日記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.12.18 06:55:45
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