テーマ:熱帯魚&水草の話(1149)
カテゴリ:熱帯魚
我が国のショップでも5種類くらいは何とか探し出す事が出来ると思いますが、実の所ボテイアの仲間は30種前後も記載されています。また、近縁種としては我が国の天然記念物アユモドキなんかが含まれてますから、広義のボティアの仲間として考えれば優に100種は越す、結構大所帯なんです。我が国でも、もう少し認知されてもいいグループだと思うんですけどね~。チョット性格に難がある種類が多いんですけどね(苦笑)。 ボティア・ロンギベントラリスは、ラオス・タイ・中国の雲南省にかけて棲息する体長10cm程度のボティアで、ボティアの仲間としてはやや細身の体型をしています。したがって、我が国のドジョウに近いイメージかも?この魚に限らず、どうも我が国では「ボティア=ドジョウの仲間」と言うイメージが強いのか、沼や小さな池の泥の中で生活しているって考えている人が多いようですが、多くのボティアはもっと流れのある場所、つまり川の中上流域に棲息する魚なのです。したがって、水温は低めで、溶存酸素量の豊富な飼育環境を好みます。 ロンギベントラリスは、メコン河水系に棲息している事から推測できるように、中性付近の水質が適しているようです。少なくとも、酸性に傾いた水質ではあまり調子が出ない事は確かです。要は、塩素中和した水道水で飼育し、きちんと水替えしなさいっ!てことです(苦笑) 餌は生き餌を好みますので、冷凍アカムシあたりを与えるのがベストですが、市販のコリドラス用タブレットフードにも餌付きます。ただ、コリドラスほどは好まないので、人工餌を与える場合でもたまには冷凍アカムシあげた方が無難です。ちょうど我が家のガキが、「大豆には栄養が豊富で畑の牛肉って言われているんだよっ!」と教えて、豆腐ばかり食わせていても「牛肉喰いてぇ~!焼肉がいいっ!!」とかほざくのと同じ原理ですね(笑)。 ボティアの仲間を飼育する上で、もう一つ忘れてはならないのが「基本的にこのグループの魚は夜行性である」と言う事でしょう。クラウンローチのように、昼間からノコノコと餌を探してうろつきまわる輩もおりますが(笑)、本音を言えば間違いなく隠れる場所が欲しくて仕方ないはずです。ですから、飼育水槽内には流木や岩などで隠れ家を確保してあげましょう。また、仲間内での縄張り争い(結構激しいバトルです)に敗れた根性なしの逃げ場にもなります。また、水底には底砂を厚めに敷いてやった方が、確実に彼らが落ち着ける環境になります。上の写真では、撮影のためライトを増灯した事に驚いて、顔を砂利の中に突っ込んでいるところですが、これだけで結構安心できるみたいです(笑)。もっとも、撮影用水槽の底砂はすごく薄く敷いてあるので、中に潜り込んで姿を消すまでには至りません。 10年ほど前に、かなり真剣にボティアやクーリーローチの仲間のコレクションに走っていた時期があったのですが、最近ではあまり熱が入っていませんでした。しかし、先ごろ某知人からものすごく綺麗なボティアの仲間を入手しまして(そのうち画像アップします)、一気にボティア熱が再燃したと言う状況になってます。ここは一発「日本ボティア普及協会」を立ち上げないとダメかな?(爆笑)。でも、会員数は10人くらいかも・・・。しかも、会員になる奴なんて現時点ですでに全部名前言える自信あります・・・。なさけねぇ~!頑張れボティア!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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