|
全て
| カテゴリ未分類
| 野球
| サッカー
| 書評
| 邦画
| 洋画
| 自作小説
| ラジオ
| つぶやき
| 物品野郎の検索日記
| MSX
| テレビ
| 私説ことばおじさん
| 芸能
| 楽天への疑問・意見・要望
| 大衆批判をする大衆の観察記
| ニュースについて
| アフェリ魂
| ファミコン
| 日本に必要な法律
| まじめな話
| 楽天イーグルス2010
| 横浜ベイスターズ2010
| ソフトバンクホークス2010
| 妄想地図
| パズドラ
カテゴリ:書評
ミステリーではなくホラー小説として書いたと著者が語っている。しかしミステリー要素も加えて「囁きシリーズ」に近いものにしたかったらしい。「殺人鬼」や「殺人鬼2」のような殺戮描写に力をいれたものはなく、マッタリと一本調子で綴られていた。正直なところ読後に不完全燃焼を感じた。まずプロットに捻りがない。話しの展開も想像の域を越えない。落ちる部分もやっぱりそうかで終る。この一連の流れが一人称で綴られ、必要以上に説明口調もあって興ざめしてしまう。
ホラーを主人公の一人称で語られるということは、主人公が恐怖を感じていないといけない。当然ながら文中にはそれが語られている。しかし恐怖を感じている割りには、やたら冷静に語っているので怖さが伝わってこない。それが作者の狙いですと擁護したところで、怖くないホラーは物足りないの一語につきる。 著者のミステリーば間違いなく面白いが、ホラーに関しては「眼球忌憚」や「フリークス」のような短編の方が面白い。長年のファンであるがゆえに厳しい評価をしてしまった。 綾辻行人 作品 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.03.07 23:18:14
コメント(0) | コメントを書く
[書評] カテゴリの最新記事
|
|