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2005.03.07
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カテゴリ:書評
ミステリーではなくホラー小説として書いたと著者が語っている。しかしミステリー要素も加えて「囁きシリーズ」に近いものにしたかったらしい。「殺人鬼」や「殺人鬼2」のような殺戮描写に力をいれたものはなく、マッタリと一本調子で綴られていた。正直なところ読後に不完全燃焼を感じた。まずプロットに捻りがない。話しの展開も想像の域を越えない。落ちる部分もやっぱりそうかで終る。この一連の流れが一人称で綴られ、必要以上に説明口調もあって興ざめしてしまう。

ホラーを主人公の一人称で語られるということは、主人公が恐怖を感じていないといけない。当然ながら文中にはそれが語られている。しかし恐怖を感じている割りには、やたら冷静に語っているので怖さが伝わってこない。それが作者の狙いですと擁護したところで、怖くないホラーは物足りないの一語につきる。

著者のミステリーば間違いなく面白いが、ホラーに関しては「眼球忌憚」や「フリークス」のような短編の方が面白い。長年のファンであるがゆえに厳しい評価をしてしまった。


綾辻行人 作品






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最終更新日  2005.03.07 23:18:14
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