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2009/10/18
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カテゴリ:建築
ブック・オフで京都の町家に住む人のエッセイを買って読みました。
私は京都育ちとはいえ、どこの京都の家も昭和の中期に土間をつぶしたり、風呂
を作ったりして改装してるので、伝統的な町家の記憶はかすかにしかありません。
だからずいぶん勉強になりました。

著者の麻生圭子さんは作詞家。西村知美や小泉今日子の歌やシティーハンターの
テーマ曲などを手がけており、現在はエッセイストとして活動中の方。

麻生さんは東京やドイツで暮らしていていましたが京都の町家に魅せられ、古屋を
借りて昔の姿に修復して住んでいます。近年に改装されたキッチンも昔の土間に戻し、
流しも石で作ったジントギを使うという徹底した古きよき時代の暮らし。

町家が建てられた当時そのままにするため、クーラーも大型冷蔵庫も置いてません。
夏は蒸し冬は冷え込む京都では本当に大変ですが、そこまでして町家の当初のような
生活をするというのは並の根性では出来ません。
やはり外の世界から京都を眺めて、その文化や良さを理解した人でないとだめなんで
しょうね。単なる懐古趣味でなく、現代人が忘れてしまった生活に共感するというか。

しかしそんなにまでしてこだわる人はほとんどいません。だから町屋が次々と消えて
いきます。昨年は私の友人が相続した家を取り壊して貸しガレージにしました。
写真を見せてもらったら料亭に使えそうなほど立派な町家でした。もったいない。
京町家再生研究会などの市民団体が、消え行く町屋を保存しようと試みていますが、
保存できる数は限られ、今もあちこちに空き地が出来、そこにはコンクリートの基礎
が設置されているのが京都の現状なのです。ちょっと寂しいですね。





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最終更新日  2009/10/18 09:18:30 PM
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