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カテゴリ:日常
どう見ても踊っているカエルのお化けです。マジですか?こんなあほらしい落書き のような字を掛け軸にして大事に扱ってきたとは。 それは起きようかどうか迷いながら、寝ぼけ眼で実家の床の間の掛け軸をぼんやり 眺めていたときのことでした。 不思議に思って調べてみると、この文字は印鑑に使われる篆書体(てんしょたい) とのこと。そういえば時折見かけます。日本国旅券の表紙の文字でもあります。 これは秦の始皇帝が定めた文字「小篆(しょうてん)」だとのこと。しかし書き にくいので後に崩された文字が、現代に残る「隷書(れいしょ)」だそうです。 そういう目で見直すと、象形文字と漢字との中間のせいか、どことなくグラフィック 的でユーモラスで面白い。気に入ったので筆ペンでまねしたり、図書館で字源辞書 を探したりし始めました。 なので、このカエルはいったい何という文字なのか、その謎はいつかまたお話する ことにしましょう。 <例のカエル、どこに潜んでいるか、わかるかな?> ところで雨人さんという若い篆刻家のHPをみつけました。篆刻だけで食って行ける 数少ない人だそうです。口下手だとおっしゃる雨人さんですが、文章は抜群。 めっちゃ面白いのでお勧めします。 雨人さんのプロフィール(自叙伝) 篆刻家、雨人のできるまで~大まかな流れ編~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/05/13 10:40:29 PM
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