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カテゴリ:日常
「植物男子ベランダー」というテレビドラマがあります。 けっこう好評なようで、年末も連日再放送がありました。 私もかってはベランダで植物育成に精を出していたので、 懐かしさ半分でこのドラマを見ています。そうそうと思 わずうなずくシーンも多々あります。植物には素直な奴や ひねくれた奴がいて、けっこう振り回されます。でも、 ぐったりとしおれた奴に久しぶりで水を遣ると、しゃきっ と起き上がるのを見ると、すまなかったなあと抱きしめ たくなるのです。 <ポトス> 私が植物を生活の相棒にし始めたのは会社に入ってからの ことです。入社2年目に花屋さんの夫婦と知り合い、ポトス やシダなどの観葉植物で部屋がいっぱいになりました。 特に私のお気に入りは、シダ類のネフロレピス。細かく 繊細な葉がいとおしく、常に霧吹きしてやらないとダメに なるウエットなヤツです。くるっと巻いた新芽が産毛に 覆われていてとても可愛い。 <ネフロレピス> 入社3年目に東京勤務となって赴任したオフィスの窓辺は セントポーリアで一杯でした。事務の女性陣が丹精を込め ていて、水を入れたコップに葉っぱだけ差しておくと、 そこから根が出て育つというのです。なんと安上がり! と感激し、数か月後、私のデスク周りも、寮の部屋もこの 鉢でいっぱいになりました。ただ、花を咲かせたのは一鉢 もありませんでした。何が悪かったんだろうなあ。 <写真:セントポーリア> 数年後、大阪に戻っていた私は、奇しくもセントポーリア という名のマンションに入居し、そこで、念願のアレカヤシ とカポックの鉢植えを数鉢購入。 当時愛読していた「モダンリビング」というインテリア雑誌 には、必ず天井まで届く優雅なアレカヤシが置かれていたので、 自分の部屋に置くのがかねてからの夢だったのです。もちろん ポトスやネフロレピス達も揃っていました。 <アレカヤシ> 土日はベランダに鉢を持ち出し、植え替えたり、根を切っ たり、カイガラムシを退治したりと大奮闘。ベランダには いつも腐葉土やバーミキュライト(改良土)やパミス(軽石) があちこちに落ちていて、隣に流れたり排水管を詰まらせ ないよう、掃除は欠かせません。 盆や正月、長期旅行などで家を空ける時は、家中の植物を 直射光の当たらない一室に集め、水やりの為の仕掛けを工夫 したりと大苦労。自動給水器なる機器も揃えました。 こうして、種類は多くないですが、様々な鑑葉植物と文字 通り格闘してましたね。水やハイポネックス(栄養剤)の与え 方、日光や外気の当て方、霧吹きでの湿気、害虫の駆除、 根腐れの防止などなど。台風の時はベランダから避難させた 鉢植えで部屋が占領されたり。 おかげで一人暮らしの有り余る時間が植物に費やされました。 しかしながら、田口トモロヲさん演じるベランダー氏のよう なドラマは、これっぽっち、いやわずかしかありません でしたがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/01/09 12:33:47 AM
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