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2018/05/12
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カテゴリ:建築
京都の夷川通りは昔から家具屋街であり、沢山の家具屋さんが軒を
連ねていました。しかし婚礼家具の衰退やネット通販の影響で、
家具専門店は消えて次々とビルやマンションに建て替えられ、夷川
の昔ながらの風情はなくなりました。

そんな夷川通りの中程に、一段と大きな店構えの美術・骨董品屋さん
がありました。3軒分の軒を連ねた「万市」さんです。
軒の深い瓦屋根の奥は暗くひっそりとしていて、お店に前に大きな
火鉢が3列、3段に積んで置いてあったのが印象的でした。 

当世風の味気ないビルが続く通りに、長い年月を漂わせてどっしりと
構えており、かっての夷川の繁栄を物語る生き証人のようでした。





それがある日天幕に覆われ、建具類が運び出されはじめました。
大きな建物なので、出来ることなら何かの施設にでも転用してもらえ
ればと願っていたのですが、数日後には重機が入り、母屋は跡形も
なくなり、裏の建屋の解体にとりかかっていました。

その後、この土地の半分の100坪が6億5000万円で売りに出ていました。
結局、土地の方がはるかに価値が髙いために建物は邪魔者なんですね。

こんな現状では、京都の町屋を残そうという声や政策が出始めていま
すが、はたして効果は出るでしょうか?
町家や歴史的建造物が札束の上に建っている限りは。



万市さんのかっての雄姿(いつか撮ろうと思いながら、永遠に撮り
損なったので、GooglMapさんからお借りしました)





<事後報告>
万一さんは今、病院の駐車場となっています。京都はそのうち駐車場だらけになって、
「京都名物・駐車場巡りツアー」ができるかも。







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最終更新日  2018/08/12 02:06:26 PM
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