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2022/05/03
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カテゴリ:骨董・陶芸
 また人形の話題で申し訳ないですが、いつのまにか5月になったので五月人形を飾ってみました。実家の整理の時にどうしても捨てきれなかった人形です。長い年月を超えて残ってきたものなので、何とか後世に残したかったのです。


<五月人形の大将飾り>

五月飾りは縁起物なので、人には譲らずお寺でお焚き上げしろと言う嫁さんの言葉に耳を貸さず、引き取り先を探しました。しかし興味は持っても保存までしてくれる人はなく、骨董品屋さんも渋い顔をしたので、仕方なく今のマンションに置ける数箱を残して、後は泣く泣く捨てることに。家紋入り天幕、ミニ鯉のぼり、白馬、「三番叟」人形、陣幕屏風などはぜんぶゴミに。陣太鼓だけは友人の子供が気に入って自宅で叩いてくれています。
 
この写真を友人に見せたら、みんな初めて見たと驚いてくれました。五月飾りと言えば鎧や兜がメインの物ばかりだからでしょう。我が家のは大将と従者の武者人形による「大将飾」で、たぶん明治頃のものだと思います。「鎧飾り」や「兜飾り」が主流になったのは昭和に入った頃からのようです。

五月飾りは、元々は奈良時代に中国から伝わったもので、公家の「端午の節句」が始まりだそうです。それが武士の台頭で五月五日を式日とし、男子の成長を願う習慣となったとのこと。梅雨の前に武具を虫干しするのがきっかけという説にはなんとなく納得です。

 
<同じスタイルの武者飾り>

この武者人形に興味を持ったきっかけは、京都の大きな料理屋さんの玄関ホールで同じものを見かけたからです。上記の写真で、うちのよりも古い時代のモノのようです。これが何年もの間、飾られているので、武者人形はお雛さんのように縁起物でなく、装飾品として成立するんだと見直したからです。


<当家の槍持ち武者>           <新潟の武者人形>


<当家の旗持ち兵>                <旗持ち兵>

ネットには、左の怖い顔の槍持ち武者や、右の丸顔の旗持ち兵とそっくりの人形がいくつか
見かけられました。どうもこれらは一つのスタイルの定番人形だったようです。
しかし写真例はあまり多くないので、古い人形はほとんど残っていないようです。
やはり縁起ものとして捨てられたのかも知れませんが、五月飾りは雛祭りと違い、
先祖伝来の武具を飾るという起源もあるため、子供に譲るのは問題ないという説も見かけました。

ともかくこの人形には愛着も出てきたので、とりあえず箱に納めて、実家から引き上げてきた
道具類のダンボール箱の山の上に積み上げておきましょう。
これらがいつまで自宅に置かせてもらえるかは不明ですが...。


*後日談/この人形の落ち着き先が決まりました。


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最終更新日  2023/05/14 09:09:10 PM
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