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カテゴリ:優待株について
さて緊急PF概況シリーズを続けます。
11位 9441 ベルパーク (JQ、12月優待) ◎◎
PF時価総額11位の主力には、東日本大震災後に急落しその後の戻りの鈍い、ソフトバンク専売の携帯電話販売代理店のベルパークが滑り込みました。
現在の株価は106500円、ZAI5月号理論株価237692円、PBR0.73、株主持分比率53.2%、予想PER3.97、配当利回り2.4%、総合利回り4.3%で、優待は1株保有で12月株主に2000円相当のクオカードです。
ベルパークは以前にも主力としていたことがあり、今回は2回目の主力参戦となります。その理由は以下の通りです。
1.ソフトバンクの孫社長は現代日本では傑出した経営者であり、孫社長がソフトバンク携帯に関して画期的な良いアイデアを出してきた時にはソフトバンク専業代理店のベルパークもモロに恩恵を受ける。本体のソフトバンクは指標的に極めて割高でバリュー投資家としてはとても手が出ないが、ベルパークの方は非常に割安である。
2.ベルパークは過去3年間、新型iphoneの発表時に株式市場で注目されて株価が上昇している。2008年7月のiphone3G、2009年6月のiphone3GS、そして去年2010年6月のiphone4、いずれの場合も分かりやすく株価は急騰した。(いわゆる「ベルパーク祭り」) 今年もお祭りがあるのかどうかは全く分からないが、未確認情報としては今年も6月に新機種(iphone5?)の発表があるとのことなので、もしかするとお祭りに参加できるかもしれないという期待感がある。
3. ソフトバンクモバイルは昨年は販売代理店への手数料率などを改悪し、それでベルパークの業績は落ち込んだ。今期業績はその厳しい手数料率を前提としたものであり、手数料率の改善がもしもあれば業績の上ブレの可能性もある。
4. 仮に6月の「ベルパーク祭り」が不発だとしても、12月の優待権利前には今の株価よりは上昇が見込めるし、ベルパークは元々値動きが荒く突然急上昇することがあるので、売却チャンスを得やすい銘柄である。
逆にベルパークのマイナス材料としては、
1. 関東地方にショップが多いので、東日本大震災の影響で消費の冷え込みにより売り上げが落ち込む可能性がある。
2. SIMロック解除の広がりの動向により、ドル箱のiphoneがソフトバンク専売でなくなる可能性がある。
の2点を懸念しています。
ま、いずれにせよベルパークは月次も発表していますし、慎重に業績推移を見ながらホールドして行こうと考えています。
4月7日追記。
4月6日発表の 3月月次 は対前年同月比95.3%とまずまずでした。このくらいの数字なら主力としてホールドしていくのに不安はないと考え大きく追加しました。そのためベルパークは超主力(本日現在PF3位)へと更に順位を上げています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 7, 2011 08:21:49 PM
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