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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第54位は、
投資される経営、売買される経営 (中神康議著、日本経済新聞社) です。 ![]() 著者は、エンゲージメント(友好的対話型)投資を標榜するみさき投資株式会社の代表取締役社長の中神康議氏です。 この本が凄いのは、投資家視点ではなく経営者目線で、投資家とはどういう生き物なのか、何を考えてどう行動しているのか、どうすれば短期売買の対象ではなく長期投資の対象として会社を見て貰えるのか? を語っているところ です。 世の中に溢れている株式投資本のほとんどは我々投資家が自らの目線で書いたもの です。ところが この本は経営者側の視点から「投資家と言う不気味で得体の知れない生物」の生態が描かれており、それが非常に新鮮かつ有益 なのです。 日本人著者が書いた投資本としては恐らくオールタイムベスト10に入るくらいの傑作 だと思います。 今日は初回なので、まずは目次を見ておきましょう。投資家の生態を明らかにした第1章、長期投資家の考え方を解説した第2章 ![]() 投資されるための経営とはどのようなものなのかをガイドした第5章 ![]() 一橋大学大学院教授で名著、「ストーリーとしての競争戦略」でも知られる楠木建氏による最終章の長めの解説 ![]() が特に素晴らしいですが、全体に捨てページの無い最高の内容となっています。それでは次回から、近年稀に見る傑作と言っても良い本書のベストオブベストの部分だけを一緒に見ていきましょう。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 13, 2017 07:14:24 PM
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