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Aug 16, 2017
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カテゴリ:株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト第55位





 マネーと常識 (ジョン・C・ボーグル著、日経BP社)





 の名残惜し過ぎる最終回第4弾です。















 今日はこれまでと趣向を変えて、アクティブ投資家として「インデックスファンドに勝つための方策」をボーグルの本から考えてみましょう。








 
S&P500に対しては、次のような問題点が指摘されることもある。バブル真っ盛りのころ、JDSユニフェースやヤフーといった「ニューエコノミー」銘柄を、株価が急騰して暴落する直前という最悪のタイミングで組み入れたため、成長バイアスを取り込むことになったというのである。この批判には一理ある。











 ちなみに ボーグルがインデックスファンドとS&P500の弱点について言及したのは、全251ページ中でここだけ です。 インデックス愛が強いボーグルも、この弱点だけは認めざるを得なかった という事でしょう。(笑)









 そしてこの「インデックスファンドの弱点」については、名著 






 バリュー投資 






 の中で著者のクリストファー・H・ブラウンも、「 比較的少数の人気銘柄の過剰な動きがS&P500指数のリターンをゆがめてしまう。。。時として、インデックスは堅実な投資先とは言えなくなる。 」と指摘しています。









 それではボーグルの言葉に戻りましょう。








 
最近になると、新顔の参加者が加わってきた。市場に打ち勝つインデックスを創設できると心から信じている金融起業家たちだ。おもしろい!


 この新手のインデックス運用信奉者は、ファンダメンタル要因と呼ばれるものによってポートフォリオを加重することに重点を置いている。










 このファンダメンタル加重型のインデックスが、一部の人気化した割高銘柄の影響を必然的に受けてしまうピュアな時価総額加重型のインデックスの欠点を改善することができるのは我々アクティブ投資家には「自明の理」なのですが、(というか、だからこそ私達はアクティブ投資家なのですが)インデックスファンドの始祖であるボーグルはそれが非常に気に入らないようで、「夢を退け、常識を引き寄せ、標準的なインデックスファンドが示す、よい計画を貫くべきである。」と述べています。





 私はこのボーグルの言葉には全く納得できないですし、正直ちょっと何を言っているのかも良く分からないです。何故なら、 ファンダメンタル加重型のインデックスが標準的でピュアなインデックスを上回る成績を上げられることには多くのエヴィデンスがある からです。






 少し脱線しますが、ジェレミー・シーゲルの名著 






 株式投資第4版 





 からいくつかの言葉とグラフを引用してみましょう。














 これを見れば、配当牽引型グループがS&P500を上回ることが明白です。














 また低PER牽引型グループもS&P500を上回ります。




















 そして極め付きはこれ。低PBR+小型牽引型グループはS&P500を圧倒的に凌駕します。











 そして、私達バリュー系のアクティブ投資家は上記のシーゲルのデータ等に依拠して毎日を戦っているわけでもありますし、それで概ね対インデックスで良好な成績を収め続けることが出来てもいるわけです。 「ピュアな時価総額加重型のインデックスには大きな欠点がある」のは明白の様に思う んですけどね。




 



 ま、いずれにせよ、このボーグル本が素晴らしい名著であることに間違いはありません。そしてこの本を読破した後には、









 より骨太で本格的なインデックス・ファンドの時代(ジョン・C・ボーグル著、東洋経済)も実にお勧めの一冊となりますので、興味のある方は是非。





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Last updated  Aug 16, 2017 02:33:31 PM
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