さて今日は2017主力株概況シリーズです。
21位 3467 アグレ都市デザイン(東2、非優待株) ◎◎~◎◎◎
PF時価総額21位の主力株は、東京都下を地盤に、デザイン性高めた中価格帯の戸建て分譲を展開し、製販一貫体制を持つアグレ都市デザインです。
現在の株価は1295円、時価総額37億円、PBR1.70、自己資本比率は22.0%、今期予想PER8.18、配当利回り4.0%(52円)で優待はありません。
アグレ都市デザインは若い会社ですが、創業以来順調な成長を続けており、
また7月28日の東証2部昇格に満足することなく、将来の東証1部昇格を目指していることを社長さん自身が明言しています。
また動画インタビューを見ると、何と言うか 社長さんに良い意味での商人(あきんど)感が満ち満ちている のも、投資家としては実に好感が持てます。
私がアグレ都市デザインに主力参戦した理由は以下の4点です。
1. 現在の東証2部から1部に昇格するには時価総額の上昇(現在37億円だが40億円が必要)及び株主数の増加(2017年3月は1089名だが2200名が必要)が必須であり、そのために 今後優待新設に踏み切ってくる可能性が高いと判断 した。何しろ社長さんは「商人(あきんど)の塊」の様な方である様に推察されるし、更にIRも「(株主優待新設は)検討事項」と述べているし、同業他社でも優待新設企業が続出している(3464プロパティエージェント、3475グットコムアセット、8885ラ・アトレなど)ことから、どうしても先回りして多めに買いたかった。
2. 3228三栄建築設計 が建てる家をより上質&高価格にしたような、「高級既製服(プレタポルテ)」的な住宅を供給しているアグレのビジネスモデルが非常に魅力的 であり、かつ実際に建てている家も飛ぶように好調に売れているのをホームページで目視したことを高く評価した。IRの言う「他のパワービルダーよりちょっと高価格で、財閥系メーカー並みの品質とクオリティの家」を売るというアグレの戦略は実にクレバーでスマートだと思う。
3. 更に前提としてもう一点付け加えると、土地を細切りしまくってペンシルビル的な、でもきちんと駐車場の付いた狭小住宅を建てまくり、それでいて木造住宅の低コストを生かして同条件のマンションよりも低価格で売るという今のパワービルダー業界の標準殺法は非常に戦闘力が高く、どこも業績が絶好調である。ところがそれとは裏腹に株価は低迷しているところがとても多い。 要は、パワービルダー業界には極めて魅力的な銘柄が多い。 具体的には既に先行して超主力の一角として戦っている3228三栄建築設計や3291飯田グループホールディングスなどが当てはまるが、アグレ都市デザインは超小型株であり、将来の伸びしろが大きい所が魅力的と考えた。
4. 仮に優待新設が今後無かったとしても、 「指標的な割安さ、成長力、高い配当利回り」の「3種の神器」がキチンと揃っており、「八百長なしのガチンコの戦闘力だけでも十分にポートフォリオ上位で戦える銘柄」 であると感じた。
以上、フレッシュな魅力に溢れたアグレ都市デザインを、今後PF最上位の一角として楽しくホールドしながら応援していく予定です。
2017主力株概況シリーズ 免責事項
2017主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。