さて今日は当ブログ一番人気の 2018主力株概況シリーズ です。
32位 7932 ニッピ (東JQS、3月優待) ◎◎
PF時価総額32位は、旧大倉財閥グループでゼラチン、コラーゲン、化粧品等に展開し、最近はiPS細胞開発も手掛けているニッピです。株価下落によって昨年2017年の20位からは順位を落としましたが、PF上位の地位を安定的に維持して今年はここで出てきました。
現在の株価は2965円、時価総額85億円、PBR0.31、自己資本比率は40.2%、今期予想PER21.32、配当利回り1.7%(50円)、総合利回り3.4%(50+50=100円、優待品はヤフオク平均落札価格の5000円で計算)で、優待は100株保有で自社商品である「ニッピコラーゲン100」110グラム×3袋です。良くテレビのBSでCMを見かけますね。私は見るたびに「ニッピ、頑張れー。」と思います。(笑)
ちなみに私はニッピコラーゲンをコーヒーに入れて飲んでいます。特に味に変化もなく、入っているのか全く分からないくらいに飲みやすいです。自分に効果が出ているのかはちょっと良く分からないですが、今年本格的な筋トレを始め、100回近くトレーニングをして特に体に大きなトラブルを起こさなかったので、個人的には「ニッピコラーゲンのおかげ。」と推認しております。(笑)
さてニッピの良さというのは、バリュー系の投資家なら誰でも茫漠と感じると思うのですが、一言でいうと、「指標的に滅茶苦茶安いのに、人気化しそうなカタリストが豊富にあって宝石の原石みたいにキラキラキラキラ光っている。」という事です。
その魅力を箇条書きでまとめてみます。大きく3つあります。
1. ニッピは元々超低PBRだが、保有する土地の膨大な含み益を考えると実質的なPBRが更に驚異的に低いこと。賃貸等不動産の含み益は時価総額の1.4倍の120億円もあり、「資産バリュー株」としての割安さと言う観点から見れば「全上場企業中でトップ」のレベルにあること。
(上記データは2018年3月期有価証券報告書62ページより引用)
2. 7932ニッピと紳士靴製造の 7938リーガルコーポレーション はお互いが筆頭株主にもなっている兄弟会社なのだが、前述の通りの膨大かつ含み益たっぷりの不動産の効率的な利用や、複雑な株式の相互保有関係の解消を目的としたMBOの可能性があること。特に最近は両社共に「仲良く揃って大幅減益」で株価下落が激しいので、以前より相対的な確率は高まっていると個人的には考えている。マーケットでは「極端な低PBRは、MBOやTOBを誘発する」。これは株式市場の永遠不変の真理の一つである。
3. バイオ関連銘柄としての側面があり、たまにマーケットがそこに着目して株価が急騰することがあること。
(上記データは会社ホームページより引用)
以上、指標的に超割安なのに、同時に鋭いカウンター攻撃能力をも兼ね備えた、潜在ポテンシャル抜群の「地味株ニッピ」を、これからもPF最上位の一角として愛でながら、楽しくご機嫌で戦っていく所存です。
2018主力株概況シリーズ 免責事項
2018主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。