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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位
ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の第3弾です。 さてこの本の巻頭には、 メインテーマのまとめ という要約表がドーンと載っているのですが、これがマジで凄いんです。全部で3ページしかないんですが、ここだけで本の定価の4800円の元が軽く取れます。 今日は、まずはそれを行きましょう。 要約表I 効率的に非効率な市場(efficiently inefficient market) この「効率的に非効率な市場」というのは、ペデルセンの考え方の根幹を成す理論ですが、実に妥当で納得できるものだと思います。インデックス投資全盛時代の今の市場には、「インデックスを買って、後はほったらかしで、ソファーに座ってサッカーを見ながらケツを掻いてりゃそれでいい。」とか、「オメーらアクティブ投資家の努力の平均値が我々インデックス王族が得る果実だ。せいぜい足掻いて頑張れ!」と言う様な横柄な言説が溢れていますが、「超過努力に対する報酬」は、目立たないながらもひっそりと用意されているのが母なるマーケットなのではないか?と個人的には考えています。 ちなみに、マイケル・コベルによる名著 トレンドフォロー大全 の中での インタビュー でもペデルセン先生はこの理論を激アツで語っています。分かりやすくて非常に良い内容なので、未読の方はこの機会に是非合わせてご覧下さい。 そしてペデルセンのこの考え方は、アンドリュー・W・ロー の、 適応的市場仮説 にも連なるところがあるなあとも感じました。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 22, 2021 04:42:05 PM
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