さて今日は2021~23PF概況シリーズです。
176位 6670 MCJ (東S、3月優待) ◎
PF時価総額176位はマウスコンピューターの製造販売がメインのMCJです。ここは2017年には3位の超主力として戦ったのですが、株価上昇に伴いちびちびと売却し、今は恩株が1000株ポートフォリオの片隅に静かに眠るのみです。
MCJは2016年2月4日に優待新設を発表したのですが、その内容が極めて良かったことからその翌日にとりあえず1000株だけ拾っていました。その後2016年2月中旬に全体相場が下がったときにMCJも合わせて暴落した瞬間があり、その時に「この株価位置は優待族的には絶対に、確実に、明白に安いな。」と感じ、ドカンと大きく買い増しして超主力化しました。
買った時には、「でも、何か私が見逃している悪材料が隠れているかもしれないな。」と内心覚悟していたのですが、 その後結局は何もなく(笑)株価は「最大で買値の7倍」と大きく上昇 し、私は大きな利益を得ることが出来たのでした。
(上記データはSBI証券より引用)
現在の株価は954円、時価総額971億円、PBR1.49、自己資本比率は60.7%、今期予想PER9.19、配当利回り3.5%(33円)、総合利回り4.5%(33+10=43円)で、優待は100株保有で1000円相当の「パソコンワンコイン診断サービス」利用券(500円×2枚)、1000株保有で10000円相当の商品(オリジナルカタログから選択)です。
私の過去の1000株優待品の選択例をいくつか見ておきましょう。
パソコン工房の10000円分の優待券。
鰻楽のうなぎのかば焼き
さてここで改めて考えるに、
株式投資で勝ち残るには、「勝つときに大きく勝つ」ことがどうしても必要
です。何故なら市場では平均50%の確率で負けるので、利益が出ればそれを逃さないためにすぐに薄利で撤退し、損失が出た時には負けを認めず我慢に我慢を重ね、終いにはクソナンピンを繰り返し、やがて経済的・精神的な限界がきて巨額の損失を出すという、人間の根源的な「行動バイアス」に捉われた、
「小さく勝って、大きく負ける」やり方では投資家として大成することは決してできない
からです。
不人気な時に静かにバリュー株として買い、市場に気付かれ人気化した時期をグロース株として楽しくホールドし、モメンタム(株価の勢い)の消失と共にポッケに札束をねじ込んで黙って風の様に去る
これが「株式投資の王道」であると私は考えているわけです。
この バリュー→モメンタム戦略 を図解すると、以下の様になります。
(規律とトレンドフォロー売買法 マイケル・W・コベル著、パンローリング社 より引用)
そして、ここMCJではこの「バリュー→モメンタム戦略」がピタリとはまって私は大きな利益を得ることが出来たのでした。これからも「第2のMCJ」を求めて、日々精進していく所存です。