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カテゴリ:読み聞かせのすすめ
3月23日火曜日 長男が乗り物大好きの時代に買ってあげた絵本です。数ある乗り物絵本の中でもストーリー性では群を抜いているお話です。絵は、『チョコレート戦争』の北田卓史さん。ものぐさ父さんは、このほのぼのとした画風が大好きです。お話は、杉山径一 さん。他には、『ゆうれい船の宝さがし』をはじめとするゆうれいシリーズを書かれています。乗り物好きの男の子ならみんな楽しめるだけでなく、読んだ後に心温まる乗り物絵本です。 へんしんじどうしゃえんこくん のりものえほん 著者: 杉山径一 /北田卓史 出版社:小峰書店 ISBN:4338006048 発行年月: 1983年 04月 本体価格:951円 (税込:999円) あらすじ ものに対する愛着というものを強く抱くのも男の子の特徴のひとつではないかと思います。この物語の中で主人公のはやおは、「あかちゃんのときからずーっとなかやくやってきた」えんこくんと別れることに違和感を覚えます。ものぐさ父さんの育った家には、車はありませんでしたが、おばあちゃん(ものぐさ父さんの母親)は9人兄妹でその実家には古いえんじ色のセドリックのワゴンがありました。当時も今も珍しい、後ろ向きのサードシート(ちょっと前までマツダのカペラにはありましたが)とリアゲートにのみついていたパワーウィンドウがこどもたち(つまりわたしの従兄弟たち)のお気に入りでした。親戚で遠出する際には、サードシートがこどもたちの定位置でしたが、運転手気分でハンドルを回すつもりで乗っていたのを今も覚えています。パワーウィンドウは、いじると怒られるのですが隙を見てはいじっていました。えんこくん同様にものぐさ父さんにとっては、いろんな楽しい思いでと一緒に記憶に残っています。 乗り物でもう一つ思い出深いのが、小田急のロマンスカー。最近、最新の車体がデビューしましたが、ロマンスカーカラーのえんじ色(濃いオレンジ色?)が引き継がれなかったのが残念だと思っているのは私だけではないと思います。当時のロマンスカーには、喫茶店のように注文をとって販売する飲み物や食べ物がありました。当然値段も高いのですが、たまに自分の好きなものを注文してもらえるとうれしくてしかたありませんでした。電車の中であるにも関わらず、コーヒーなどの食器はガラス製のものが使われていていたのも印象に残っています。また、今でこそ普通に使うようになった全席指定券もロマンスカーが初体験でした。指定席を探しながら自分の席を見つける楽しさが当時はありました。 よく考えたら、長女には一度も読んでやったことのない絵本なので近いうちに読んでやろうと思います。 おすすめ度: ☆☆☆☆★ 対象: 3歳ぐらいから(特に乗り物好きの男の子向き)
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