遅ればせながら受験のために長男を塾に通わせることにしました。夏の模試受験をきっかけに、長男自身が受験してみたいという気持ちをはっきりと持ったことが一番の理由ですが、私の指導では算数は見てやれても社会や理科までは手が回りそうもないこと、それに算数についてはそろそろテクニックを学ぶだけの基礎力がついてきたことが大きな理由です。さっそく、インターネットで通える範囲でいくつかの塾を選びました。
今回選んだのは、比較的教室数の少ない大手塾2校と地元の受験専門の塾。後者は、四谷大塚のテキストを使ういわゆるYT提携校です。
本人が行きたいと思えるかどうかも重要ですので、まずは授業を体験させてもらうことにしました。今週は、一校目の塾の小学校5年生の授業を体験してもらいました。実際に体験授業を受けさせてみると、その過酷さが一段とよく理解できました。授業は、夕方から9時頃まで。当然、帰宅してから夕食を食べるのではお腹が空いてしまうので、生徒は弁当持参か近所のコンビニなどで買って食べさせるかのどちらか。我が家は、共稼ぎのため今週の夕食は、コンビニでおにぎりやらお弁当やらを購入させて食べさせました。実際に通うようになると、配達のお弁当屋さんなどを利用することも可能とのことです。
さて、肝心の授業ですが、算数だけは私も一部見学させていただきました。レベルの高い授業でしたが、先生がきちんと授業をコントロールしており、安心できました。もちろん小学生ですので、自分の答えを披露したくてしかたないようで、指されなくても勝手に答えを口にしてしまう生徒もたくさんおりましたが、無軌道にならないようにへらへらしすぎずそれでいて生徒にも好感を持たれるような適度な厳しさのある毅然とした授業をなさっていました。やはり常に結果が求められる塾の先生は違うなぁというのが率直な印象です。授業が終わるちょっと前にその校舎の責任者の方とお話させていただきましたが、じっさいに講師の指導ではベテラン教師が授業の進行を妨げてしまうような生徒の役をして模擬授業を行い、指導の仕方をアドバイスしたりするそうです。
長男も学校の授業とは違う歯ごたえのある授業を楽しんでいたようです。算数、理科、社会、国語の4教科の授業を受けてもらいましたが、どの授業も楽しかったようで少し安心しました。今週通った塾の授業の中では、社会がとても楽しかったとのこと。やはり同じレベルの生徒が集まるときちんと生徒にあった授業をしやすいのでしょう。あらためて中学受験の意義を感じました。
来週は、別の大手塾の体験授業。そして再来週に地元の塾の体験授業を受けることになっています。残念ながら、来週は出張のため授業を見学できませんが、再来週の地元塾の授業は一度は見学してみたいと思っています。どうせここまでのんびりやってきたので、入塾自体は2月から始まる新年度からと思っていますので、じっくり決めようと思います。