堂場瞬一(ドウバシュンイチ)さんの警察小説を読み終えました。水曜日に出張で行った京都駅の新幹線ホーム下にある書店で購入しました。
★☆★ 畠中恵さんワールド ★☆★:『しゃばけ』シリーズだけじゃありません♪
【内容情報】(「BOOK」データベースより)?警視庁刑事総務課に勤める大友鉄は、息子と二人暮らし。捜査一課に在籍していたが、育児との両立のため異動を志願して二年が経った。そこに、銀行員の息子が誘拐される事件が発生。元上司の福原は彼のある能力を生かすべく、特捜本部に彼を投入するが…。堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事が登場する書き下ろし小説。
育児をする刑事という設定があまり生かされている気はしませんでしたが、お話自体はそこそこ面白いお話でした。犯人は、読み進めるうちにうすうす気付かされるので謎解きを楽しむタイプの推理小説ではありません。かと言って、ハードボイルドぶりを楽しむタイプともちょっと違います。「育児をする刑事」という設定は、シリーズ化しそうなので、次回作に期待したいと思います。中途半端にでてきた女性新聞記者と主人公が、今後の作品で恋に落ちそうな予感がします。
目を覆いたくなるような悲惨な殺人現場などの描写はないので、軽く楽しめる警察小説です。可もなく不可もないというところかな。