|
カテゴリ:カテゴリ未分類
10月 6日(火) 木を見て森を見ず
会議の席で、Nさんが同僚と議論をしていた時のことです。話を聞いていた上司から、「君の意見は『木を見て森を見ず』だな」と言われたのです。 「木を見て森を見ず」とは、事物の末梢的な部分にこだわりすぎて、本質や全体を捉えられないことのたとえです。 この会議のテーマは「新しい顧客の獲得」でした。Nさんは、宣伝グッズの配布や販売価格の割引など、対症療法的な方法を提案していました。 一方、同僚は、新しい顧客の獲得は、新規事業展開へのチャンスであるという大きな観点から、提案や発言をしていたのです。 上司の一言に、Nさんは、自分の提案が目先のことばかりだったことに気がつきました。そして、将来を見越して、会社がより良くなることにつながる方法を考えるという、長いスパンの視点を得たのです。 何かの課題に取り組む時、「この木は大きな森の中の一本だ」「豊かな森を作るためにこの木をどう育てるか」という視点を忘れずにいたいものです。 今日の心がけ◆全体を見る視点を持ちましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。 やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。 O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年10月06日 08時39分18秒
コメント(0) | コメントを書く |