カテゴリ:森にすむものたち
釣り竿を持ち、川面と釣り針に気をとられて、
足下がおろそかでした。 時々つまずきそうになりながら、やっと大きな石をまたぎました。 見ると、“蛇皮模様のうす透明のすけすけの変なもの”が 草にからみついていました。 それは、すでに干からびていて、幾つかに、割れていて しかも、形もよくわからない状態です。 死体? それとも、 抜け殻? 蛇らしきものとは、わかっていても、 変死体だったら…と急にドキドキしてきました。 でも、好奇心もありました。 とうとう、枯れた草が枝状になった棒で、 “蛇皮模様のうす透明のすけすけの変なもの”を からみつく草をよけて、目の高さに持ち上げました。 ホッホッホッホッホッホッとうれしくなりました。 だって、ただの蛇の抜け殻でした。 蛇皮模様のうす透明のすけすけの変なもの→変死体?と おそれていたのに、ただの蛇の抜け殻だったのです。 おびえた私が急に可笑しくなりました。 蛇の抜け殻! みぃ~けったぁ☆やりました。 ちょっとだけ強くなったような、得したような気分になりました。 あんなにビビッていたのにさぁ、お調子ものぉ~ と自分で自分につっこみをいれたくなります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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