テーマ:詩&物語の或る風景(1049)
カテゴリ:季節を感じて
女の子は、春の野原をお散歩です。
しゃがんで小さくなって、その野原を探検してみます。 目の前に小さなアリが通りすぎ、一瞬、足をとめた気がしました。 “いいこと思いついた!” 女の子は“いい考え”が浮かんだような気持ちになって そのアリについて森を探索してみようと思いました。 白い花が、キラキラとゆれています。 白いゆえに、太陽はその花からこぼれそうです。 ナズナの白い花が、 おひさまのひかりをあびながら風にゆれています。 女の子は、よくこの花をつんで 小さなでんでん太鼓のようにして遊びます。 だけど、今日はまだその花がたくさんは咲いていなかったので 見るだけにしました。 顔をあげて、遠くを眺めると 向こうの丘には、ホシノヒトミ(オオイヌノフグリ)の青い花が 絨毯のようにひろがっているのが見えました。 女の子は、考えました。 “他の生き物になったつもりで、この森を探検してみようかしら。” “人間の赤ちゃんでもまだ大きいわ。” “小鳥でもまだ大きいわね。” “蝶々も素敵だけど、 すっと飛びさってしまうのがもったいない気がするの。” そんなことに思いをめぐらせてこの森を歩くのが 楽しくなってきました。 “あぁ。誰になろうかしら。” 女の子の春の野原のちいさな探検は、まだまだ続きそうです。 人気blogランキングに登録しています。 何か感じるものございましたら “ポチッ☆とバナーをクリック”で応援をよろしくお願いいたします。 応援してくださっている皆様 本当にありがとうございます。 励みになります♪ 他の方のブログにも行き来できて楽しませていただいています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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