乳清(ヨーグルトの上澄み)>牛乳・乳製品
この「>」は何を比較しているのか
ピン!ときた方はいらっしゃいますか?
どうも以下のように勘違いされている方が
いらっしゃるようです。
牛乳・ヨーグルト<生クリーム・バター・チーズ
なんの話題でしょう。
そうです。
近頃、わたしが口うるさいぐらいに騒いでいる
放射性物質のお話です。
牛乳・ヨーグルト<生クリーム・バター・チーズ
は間違いで
ヨーグルトの上澄み>牛乳・乳製品>生クリーム・バター・チーズ
が正解なのですが
放射性物質の汚染しやすさをあらわした順です。
凝縮する、生クリーム・バター・チーズなどの
乳脂肪分が高い乳製品は
牛乳やヨーグルトに比べて水分が少ないので
放射線量は少なめです。
水分に溶けやすい放射性物質の性質があるため
乳製品の中でも水分の多いものに
放射性物質が移行します。
牛乳の中の乳清といわれる成分に
放射性物質の90%以上が
移行すると言われています。
「それじゃー牛乳とヨーグルトは食べなければ…。」
確かにそれなら危険度は下がりますが、
さっき書いた“乳清”というやつは
大変な曲者なのであります。
「ヨーグルトの上澄みは捨てるから大丈夫」と
内心思っちゃっている人も
ちょっと聞いてください。
「乳清とは、牛乳から乳タンパクの
主成分であるカゼインを除いたもの。
水溶性のタンパク質や乳糖、水溶性ビタミン、
ミネラル分をたっぷり含んでいます。
身近な例では、ヨーグルトの
上に溜まっている上澄み液があります。
乳清は、チーズを作って残った副産物です。
これまでは、あまり注目されずに、
その殆どは廃棄されていました。
ところが栄養の研究が進むにつれて、
この地味な乳清が実はとても栄養価が高く、
老若男女の人の健康維持に
好ましい成分が含まれていることがわかったのです。」
http☆//health.goo.ne.jp/column/woman/kotoba/0010.htmlより
(☆を:に変えてください。)
「母乳成分にとっても近く、
たんぱく質、ビタミン、ミネラル、多糖類など、
栄養素が豊富に含まれているのです。
皮膚細胞を構成している成分に
とっても近いので、お肌にやさしく、
自然になじんで、保湿力を高める働きがあります。」
http☆//www7a.biglobe.ne.jp/~sysoap/cosme-whey.htmより
(☆を:に変えてください。)
これまで、私たちの生活で
乳清は大変に重宝されてきました。
乳清は、本来は栄養価も高く、そして
バターやチーズ、生クリームの生産加工の段階で
たくさん出てくる余り物なので
比較的安価な材料です。
ずいぶん昔から、いろんなものに加工される運命を
辿るのが乳清だったりします。
でも、事故以後
「乳清は危険。」と言われても
漠然としていません?
「スキムミルク(脱脂粉乳)も危険」
ここまでぐらいなら、まぁそうかな?と思えるかと。
「バター、チーズ」など水分が減って
乳脂肪分の割合が高い加工品の方が汚染の度合いが少ない 。
これは、これまでの復習ですね。
次からは乳清は混入しているけど
見落としやすそうな製品です。
「乳清飲料」
これかなりあります。
コンビニ・スーパーでよく見かけますね。
飲む年齢も比較的若年層の方も多いのでは?
「パン」への添加物として乳清。
意外じゃございません?
「菓子」への添加物として乳清。
「菓子」ってターゲットの年齢を
考えると危険すぎる。
だけど比較的、安価な食材として捉えると
大手の食材メーカーはそんな危険は、
触れずそっとしておきたい事柄
かもしれないですね。
あとは、
「ホエイプロティン」など
乳清プロティンを含むサプリメント食品や健康飲料。
そして、乳幼児用のミルクにも
乳清が使われていたりします。
他には、化粧品や石鹸など
身の回りのものなどに含まれていることも。
牛乳はなんとなく危険そうと思って
気をつけていらっしゃる方も多いと思うのですが
一番危険な“乳清”で見直すと
生活は危険な穴に周囲をぐるりと囲まれていたりします。
もちろんね。
クヨクヨ、ビクビクしすぎで
精神的なダメージを受けすぎるのも良くない。
だけど、知ってどう付き合うか、というのも
原発事故以後の生活では大事かと。
誰にとっても気をつけるべき事柄ですが
身近に0歳~子どもや
妊娠を希望する女性がそばにいたら
とくに気をつけるように教えてあげてください。
子どもたちが大好きなものに
“乳清”が意外なほど含まれているのが
どうしても気がかりです。
給食の牛乳だって危ないと思うけど…。
◆ウクライナの暫定基準値(1997年)
牛乳・乳製品 100ベクレル/キログラム
◆日本の暫定基準値
牛乳・乳製品 200ベクレル/キログラム
*ウクライナはチェルノブイリのある国です。
◆日本の新基準値
牛乳・乳製品 50ベクレル/キログラム
各都道府県の原乳の検査は毎日は、行われていない。
どうなるんだ日本の未来。
「食品衛生法第1条
第1条
この法律は、食品の安全性の確保のために
公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を
講ずることにより、飲食に起因する衛生上の
危害の発生を防止し、もって国民の健康の
保護を図ることを目的とする。
食品衛生法第6条第2号(抜粋)
第6条
次に掲げる食品又は添加物は、これを販売し
(不特定又は多数の者に授与する販売以外の
場合を含む。以下同じ。)又は販売の用に
供するために、採取し、製造し、輸入し、加工し、
使用し、調理し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。
2 有毒な、若しくは有害な物質が含まれ、
若しくは付着し、又はこれらの疑いがあるもの。
ただし、人の健康を損なうおそれがない場合として
厚生労働大臣が定める場合においては、この限りでない。」
以上は厚生労働省のHPより。
基準値変えて、法律を遵守。
法律は、誰のためにあるのだろう。
この場合、審判は
アウト?セーフ?
どっちをだれが出すの。
「生き物にとって実際は安心できる
「しきい値」など存在しない」
(アーサー・ビナード氏)
もうひとつの心配。
食品以外の乳清の添加物製品はかなりある。
この基準値は使われているのだろうか?
この懸念が単なる邪推に
過ぎないものであればいいのだけれど…。
ゼロは無理なんだろうけれど
数値が公表されなければ、
選択権そのものを失っている。
紅梅2012.0318五條天神 posted by (C)あっこ森
写真は3月18日に五條天神にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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