すごろくの進みに関して
置いてあったコマが
6番目の枠か、7番目の枠か
わからなくて、
どっちの枠に置かれたものかで
主張が合致せず、ケンカが勃発。
イライラがつのり、取っ組み合いのケンカとなる。
子どもたちから、「ケンカしているよ」と声がかかり
仲裁に入る。
事情を聞くと、
「アウトセーフジャンケン」をして相手が負けたのに
負けた相手がジャンケンの結果に
従わなかったことに憤慨していた。
また「アウトセーフジャンケン」で負けた児童は
そのジャンケンがなんのためのジャンケンか知らずに
ジャンケンをしており、結果、負けたからといって
その結果に従うのは、おかしいと怒り
そもそも自分の主張の正当性を強く訴えていた。
周りにいた児童に
「どうだったか、知っている人?見ていた人いる?」と尋ねると、
ジャンケンに負けた児童の弟が
兄の正当性を認める発言をするも
「お前は、兄弟だから味方するんだろう?」と
反論され、拉致があかない結果に。
あっこぉから、
「お互いになにかが足りなかったんじゃない?」と
尋ねられ、ふてくされながら考える表情になったふたり。
10分間近くに寄り添い考えさせたけれど
とくに進展はなし。
「お互いになにかが足りなかったんじゃないかな。
ゆっくり考えてみて。どうやったら楽しく遊べたのか。
わかったら教えて。」と
そばを離れて遠くから見守ることに切り替えた。
ほかのあっこぉ待ちをしている子どもたちの対応をしながら
二人の考える様子を見守る。
表情は暗く、なかなか答えが見つからない顔をしている。
でも、ちゃんと考えている表情だった。
じっと天井のほうを斜めに見ながら
渋い顔で考えている顔をみると
つい、許しを与えたくなるが
『自分で考える』ほか
他人との付き合いについては
コレという答えを教えてはあげられない。
手をあげても罰せられることがあまりない子どもたちのケンカ、
なにをそのとき子どもたちに伝えるか。
友達と遊ばないとなかなかぶつからない局面だけに
大事な時間だ。
しばらくして、ひとりの児童と目があったので
「なにか、気がついた?」と尋ねると
「うん。わかった。」と応えがあり
すぐにそばに寄って話を聞いてみた。
「僕は、アウトセーフのジャンケンだと
言わなかった。そのことがいけなかった。」
「そうなんだ。気がついたんだね。
そのことをお友だちにも言える?」
そして、それを伝えるとこれまで頑なだった
もうひとりの児童の表情も変わった。
「どう?このお話を聞いて
自分にはなにが足りなかったのか気がついた?」
「わかんない」というので少しだけ待った。すると。
「ぼくは、手を出してしまった。
もうすこし言葉で言えばよかった。」
「お互いになにが足りなかったのか、
気がついたみたいだね。
そのことをゴメンネ、できるかな?」
「アウトセーフジャンケンだと言わずに
ジャンケンして、ゴメンネ。」
「いいよ。手を出してゴメンネ。」
「いいよ。」
この2名の児童が遊ばずにジッと天井を見ながら
自分のことを
省みている時間は、すごく長く感じた。
心配だったけれど
自分で考えだして欲しくて
少しだけ距離を置き
あえて本人たちだけにしてみた。
1時間も待たずに彼らは、すごいステップを
踏めたんじゃないかと感じている。
本気で遊んで、
ちゃんと主張して、
ぶつかって
そして省みて、
謝って許した。
かっけー!!!!!じゃないかぁ。
ちゃんと遊ばなきゃ
そもそもこんなステップは踏むことは
なかなかないな。
やっぱり遊ばなきゃ。
なにを考えているんだろうね。2016.05.18雑司が谷 posted by (C)あっこ森
写真は5月18日に雑司が谷にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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