日曜日、楽しく掃除をするわたし。
子どもたちがひととおり遊びきったあたりで
トイレのサンダル、ガステーブル、
スポンジやたわし類、
三角コーナーや排水口のゴミ受けワントラップなどの清掃等が
ほぼ終わっていた。
ゴム手袋をして、あちこちを動き回るわたしに
子どもたちが近づいてきて
「どうしてもあっこぉの手伝いがしたい!
なにかやらせて。」と懇願してくる。
ちょっとだけ考えて
「下駄箱の掃除、ちょっと大変だけれど
お願いしたいんだけれどいい?」と
試しに聞いてみる。
「やる!」と快諾する児童。
「トイレのサンダルを干したら行くから
少しだけ待っていて。」
「わたしもやりたい。」と
最初の児童のほかに2名の子どもたちが集まって
総勢3名で、下駄箱の清掃に入る。
こういう要望の時には
なるべく、子どもの日常清掃では
あまり用いないであろう、
道具を用いることにしている。
子どもたちの『お手伝い』は、ワクワクする
遊びとしての要素も多分に含まれている。
その期待には応えたいからだ。
70足以上を収納している下駄箱のひとますひとますを
ハンディ掃除機でゴミを吸いとり
濡れ雑巾で吹き上げていくよう説明をした。
それでも3名での仕事となると
掃除機を1名、雑巾を1名で役割を担うと
まだもう1名の仕事が必要になった。
「ほかに仕事ない?」と尋ねられたので
「みんなの上履きの靴裏を拭いてくれると
床のキレイが保ちやすくなると思うんだけれど…。
(大変すぎるよね?)」
「わかった!こうやるの?」
靴の中敷きを拭き出した、児童。
「違う、中敷は拭かなくて大丈夫。
靴をひっくり返して、靴底の裏ね。」
児童がわたしの顔を見ながら、
そーっと靴をひっくり返して
雑巾で拭いて見せてくる。
「ココ?」と尋ねるので深くうなづいて
「そう。正解!」とニッコリと答えると
てきぱきと靴底裏を拭きだす。
「汚い雑巾でいっぱい拭くとせっかく綺麗にするのに
汚れを撒き散らしちゃうから
ときどき雑巾を洗ってね。」と付け加えると
ちょこちょこと立ち上がっては、雑巾を洗いに走る。
さすが子ども、フットワークが軽い。
背の小さな児童は、下駄箱の下の段、
背の大きな児童は、下駄箱の上の段と
それぞれの長所を活かした作業を行う。
背の大きな児童が掃除機をかける際に
入っている上履きをどける目的で上履きを上から落とすので
下で雑巾がけをする児童が迷惑がる。
「あのさ、いくら作業のためとはいえ、上からそうやって
落とされたら、ぶつけるつもりじゃなくても
当たる確率もあがるし、下で一生懸命上履きを拭いている人も
嫌な気持ちになっちゃうかもしれないから
もう少しだけ、下の人のことを思って置いて欲しいなぁ。」
そうお願いすると、ちょっと遠慮しながら、
靴を下へ落とすようになって
そういうちょっとした配慮が感じられると
下でブーブー文句を言っていた児童も気遣いを感じられたのか
攻撃性が柔らいで落ち着いて作業に集中していった。
合計70足以上の上履きと下駄箱を全て拭き上げ
元に戻す際も、神経衰弱のトランプゲームのように
名前を頼りにしたり、記憶を頼りにしたりと
おしまいまで丁寧に根気よく靴の戻し作業を続けた。
子どもたちは、大人がめんどくさいと
感じるようなちょっとヘビーな作業も
まるで遊ぶかのようにさらりとこなしてしまう。
掃除はレクリエーション。
子どもたちは作業を通じて
楽しみを感じているようだ。
「どうしても手伝いがしたい。」
その望みを叶えるべく
子どもたちだけでやり遂げられるミッションを用意する。
大人たちから、たくさんの『ありがとう。』が
もらえるのもうれしそう。
これまで子どもたちと付き合ってきて
子どもたちに助けられながら
楽しく働かせてもらっているのも嬉しい。
「どうしても手伝いがしたい。」
その気持ちが嬉しい。
写真は9月12日に東池袋にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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