Try! Nature Watching! (since 2006.8.14)
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日曜日に坂内村へ行ったことは書きましたが、その途中で面白いものに出会いました。
伊勢湾岸道から長島インターで降りて、揖斐川沿いにどんどん走って行きます。少し道幅が狭いのですが、信号が少ないので結構スピードが出ます。でもときどき白バイが枝道のところで待っていて捕まる人がいます。柵のない堤防上の道で対向車もときどき来ますので結構神経を使います。
でも景色も眺めながら、走っていくと、モンシロチョウやモンキチョウがたくさん堤防の土手に飛んでいます。でもそれ如きで車を停めることはありません。
大垣を過ぎて揖斐川が2つに分かれて、左の支流に沿って走っていました。もう少し行くと、グライダーの滑走路があるあたりです。左の土手に乱舞している蝶が何か異様な感じがしました。白っぽい蝶なのですが、モンシロチョウやモンキチョウに比べると、少し大きく、飛び方がアゲハチョウ的な飛び方をしています。野生の感が働いてすぐに車を停めて近くへ寄ってみました。
これです。10頭あまりのこの蝶が群れ飛んでいました。停まっているのはウマノスズクサのようです
蝶か蛾かの鑑別は触角を見て、先が棍棒状に太くなっていれば蝶ですし、細くなっていれば蛾です。するとこれは蝶でも私の頭にある日本産蝶類図鑑には載っていません尾は細いですが、模様はアゲハチョウによく似ています。
最初頭に浮かんだのはウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハに擬態することで身を守っているアゲハモドキという蛾です。しかし、蛾のアゲハモドキ科を調べてみても、アゲハチョウに擬態しているアゲハモドキはありません。第一、アゲハモドキは蛾ですから触角を見ればやはり先細りなのです。
結局、白水隆著の日本産蝶類標準図鑑(2006年8月初版)を見て、ホソオチョウであることが判りましたそれを見ますと「本種は元来日本に生息していなかったが、1980年代に日本に侵入し、定着した。もともと飛翔能力は大きくないので、人為的に持ち込まれたものと思われる。♂は白い地色に黒い黒条があり、後翅肛角付近に赤斑がある。♀は黒条が発達し、黒く見える。♂♀とも尾状突起が発達して長く、本種に似たチョウは日本にはいない。東京都日野市で最初に記録され、その後宮城、栃木、群馬、埼玉、神奈川、岐阜、滋賀、京都、大阪、大分などでも報告されたが、いずれも人為的な放蝶由来のものと思われる。食草はウマノスズクサ。」
最初のは♂でちょっと黒っぽいのが♀のようです。
車の走るすぐ道路脇に飛んでいます。
交尾しているのもいましたよ。
珍しい蝶が増えるのは嬉しい反面、外来種が増えて行くのは、自然が壊されるようで複雑な気持ちですね
今日は、夏休みを一日とって、Sさんとあと二人走る仲間を連れて、大島にヨットで行き、ニシ(アカニシ)を獲ってきます。帰ってきてラグーナでバーベキューをします。
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