馬鹿にするマグロ3(タイトルなし) posted by (C)ドクターT
これは、合成写真ですが、この創り方を説明します。Adobe photoshop elememts11 と言うソフトを使っています。
僚船「琉真丸」 posted by (C)ドクターT
まずこれが、合成写真を創る元の背景写真です。私が使っている電動リールが手前に、僚船の琉真丸が向こうに写っています。カワセミの連写合成写真などは何枚も背景が同じで、カワセミだけが移動した写真が複数枚ありますので、画質調整の中にあるphotomerge機能を使って簡単に合成することが出来ますが、背景写真に全く別の写真の一部だけを貼り付けて合成する場合には切り抜き合成を行います。
貼り付けるオカズ画像は飛行機、アジサシ、トビウオ、マグロで下の4枚の写真から切り抜きます。
久米島空港にて (5) posted by (C)ドクターT
飛ぶアジサシ(久米島) posted by (C)ドクターT
トビウオ(久米島) posted by (C)ドクターT
飛ぶマグロ(久米島) posted by (C)ドクターT
切り抜きは貼り付けたい部分だけを綺麗に切り抜くことが出来ればそれがよいです。例えば、アジサシなどは背景が空で比較的均一ですので、クイック選択ツールを使って選択して、細かい部分を投げ縄ツールで修正して選択します。細かい修正は拡大した状態で行うと綺麗に出来ます。
切り抜いたら、コピーペーストで背景画像に貼り付けます。貼り付ける位置を決めて、大きさ、角度などを適当に修正します。 左右反転することも可能です。
移動する軌跡は同じ画像を貼り付けた後で、移動フィルター、渦巻きフィルターなどを使って創ります。これも大きさ、位置、角度などは自由に調節出来ます。
一番難しいのは飛んでいるマグロです。まず、マグロの画像はトリミングで拡大していますので、粒子が荒れていますので、イメージの中のサイズ変更→画像解像度で解像度を大きく変更しておくと粒子が細かくなります。そして、周りの水しぶきなどが切り抜くのが難しいので、水しぶきを含めて大きく切り抜いて貼り付けます。すると周りの海の色と少し感じが違いますので、境界が出来てしまいます。そこで、コピースタンプツールを使って、周りの海の色を少しずつマグロの周りにコピーして変えて行きます。そして水しぶきの部分を適当に残しながら境界がなくなるようにコピーします。
以上で、一番上の合成写真が完成します。だいたいこの写真で30分かからずに創ることが出来ます。蝶の写真でもこのようにして好きな背景に替えることが出来ます。
例えば、昔出したことがありますが、この写真は岳沢の背景画像に下の小梨平キャンプ場で飛んでいたオオイチモンジを貼り付けて合成したものです。合成写真を創ることは異論のある方も見えるかも知れませんが、絵画と同じような作品として見ていただければと思います。