カテゴリ:絵本・童話・児童書
手違いで持ち帰った答案用紙を友達に届ける途中、
風に舞った用紙を追い、見知らぬ庭に迷い込んだサカイ。 そこで彼は、トマトを育てる同じ年頃の タキイと名乗る少年に出会い・・・。 図書館で借りてきました。 先に読んだ娘が「面白いよ!」と大絶賛(^^; 最近ハマっている「ボーイズ・イン・ブラック」や 「H」シリーズの作者・後藤みわこさんの本です。 「ボーイズ・・・」も「メン・イン・ブラック」の タイトルパクリ(笑)ですが、 これも元ネタは松田聖子の「秘密の花園」。懐かしいですね~。 “ヤングアダルト”な読者層は知らないでしょ? お母様に歌っていただいてくださいw (忘れちゃったママも大丈夫、本の最後に歌詞あります) ちなみに私、歌詞見てもサビしか歌えませんでした(>_<) 中学3年生の夏休み、エイジの家を訪ねる途中 近道をしようとしたサカイは、 道に迷ってよその家の庭に足を踏み入れます。 そんな彼に声をかけてきた、“庭の主”タキイ。 最初は会話が全く噛み合わなかった2人ですが、 何度か話をするうちに次第に打ち解けてきて・・・。 物語の前半がサカイ、後半がタキイ目線で綴られてます。 サカイ編でどうも噛み合わなかった会話や 違和感のあった部分が、タキイ編で種明かしされる感じ。 お互い相手をかなり誤解してたんだなぁ~みたいな。 (特にタキイは) でも、なんかいいですね。こういう出会い。 普通に学生生活してただけじゃわからない 友達の良さが見えてくるというか。 サカイの話の中ばかりで実際に動く場面の無かった 友人・エイジくんもなかなかいい味出してます。 逆に、自称ムーンライト氏がちょっと嫌な奴(^^; 大事な役で、誤解のせいで立場を失った気の毒な人ですが、 人の話を聞かないっつーか・・・まぁタキイが出会ったのが サカイで良かったんじゃないの?というか。 この作者さんの作品って、「H」シリーズもそうだし チョコの短編もなんですが、結末を最後まで書かずに 「後は想像してね」ってとこで終わっちゃうんですよね。 その後どうなったのか知りたい!・・・と。 「秘密の菜園」もそうで、この後サカイとタキイ、 そしてエイジも加わって3人がどんな風になっていくのか、 続きがとても欲しくなります。 秘密の菜園 著者:後藤みわこ 絵/姚菲拉 ポプラ社 TEENS' ENTERTAINMENT 10 2009年7月発行
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